困難

僕と岩下さんは北朝鮮軍の将校に囚われていた。

「趙の名将である李牧は秦や匈奴との戦いで大きな戦果をあげたそうだ。まさに守戦の名将だな。お前たちの国の山本五十六もだ」

北朝鮮軍の将校はそう言って僕と岩下さんに咎めるような視線を投げる。

「賄賂ならおくります。だから助けてください」

僕は北朝鮮軍の将校にオパビニアの化石標本をあげた。

「これなら良いだろう。ならば去れ」

僕と岩下さんは命からがら逃げ出すことに成功した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る