メイドは優秀でまるで王女のようだ田舎で魔獣の国を作った

@sakurasakemasu

第1話 プロローグ

俺は今年50歳になった中年おじさんだ

結婚もし子どもも沢山いる

家も建て、順風満帆な生活と言えるのかもしれない

しかし、3年前に妻と離婚、子どもは妻が要らない(生活ができない、私が再婚できない)と訳のわからないこと調停で吐き俺が引き取ることに

子どもの目には活気は無く勉強もロクにしない将来が不安しかない

自分は中卒で今の会社に入り勤続35年だ

年収も名○屋市長の河◯さんより多い

市長が変われば直ぐに逆転されてしまうが、年収の事を捉えればどの歴代の名◯屋市長やすべての市長として、年収800万でやることを実践したのは快挙ではないか

身を削ると言いながら国民や県民市民など弱い立場の人達が一番に身を削る事になる

如何に自分たちは身を削ることなくを考えて政治をしていても民衆は誰もついてこない

これが戦国時代なら謀反は起きているだろう

今の民主主義に胡座をかいて下らない政治をすれば、名君の元で封建社会の方がマシになるのでは無いかと思う

名君は常に排出しないから民主主義になるのだけど、腐っていたら封建社会よりタチが悪いのもまた事実だ

なんて事を考えいる自分だが、家庭一つも守れない糞が何を言っても負け犬の遠吠えでしかない

毎朝目が覚めると此処は異世界でなくリアルだったを繰り返し溜息と共に朝を起きる

2021年8月4日今日はコロナウィルスの予防接種に行く日だ

電車に乗りラノベを読んでいた

終点に近づくと反対側のドア近くにいた少女が突然倒れた。

近くにいたJKが声を掛けて立ち上がったので立ちくらみかなと見ていた

近くに座っていた人も席を譲り、日本もまだまだ捨てたもんではないなと思った

終点になり乗客は降りた。

倒れた少女が気になり暫く見ているとJKに支えられながらホームの椅子に座った。

熱中症になりかけているのかと思い駅員に女性スタッフの依頼するも受け入れてくれない

弱っていても知らない男性が体に触れるのはあまり良くないと思うのだが

JKに声を掛けて「駅員に声を掛けて対処依頼したから」

「ありがとうございます」と一声がありホームを降りて行った

少女は目が虚になって来ており、やばいかなと思い声を掛けた

「大丈夫?」

返事はなく頭を小さく上下した

「水分はある?」

返事はなく首を左右に小さく振るだけ

「水分もって来るからちょっと待って」

返事はなく頷いた

売店でOS-1を

探すも無く軽い熱中症と判断した俺は吸収しやすく塩分が多いものを選び蓋を開けて渡した

少しずつ飲んでいるが当然よくなる気配なし

駅員はやっと重い尻を上げ連絡をしているようだ

しかし先程JKを帰した事を今、後悔した

冷房の効いた部屋に連れて行きたくても抱き抱えるとか、肩をかすとかしないと歩けなさそうであるからだ

暫くして救急隊が来て少女を病院に搬送した

その後自分は予防接種を打ち帰宅した


次の日体調を崩して39度の熱が出た

副作用だ、インフルエンザと同じような症状

薬がない分昔に戻った気分だ

呼吸は苦しく呼吸困難になっていた

次の日の朝目が覚めた

体は昨日と違い快適だ

あれ?おかしい目がいつもより更に見えにくい上手く喋れないし寝返りもうてない

誰かに抱えられていた

疲れ切った顔の女性に俺は渡された

奇跡が起きたと騒いでる

死産だと言われながらも産んだようだ

そう俺は何処に転生したようだ


母親があまり起きてこない為俺を起こしに来た

しかし当然死んでいるから返事はしない

救急車を手配し病院で死亡が確認された

死因は副作用と肺炎に伴う合併症

主な原因は肺炎を起こしたから

「肺炎はかかると中々治らないウィルス性のものだった

どちらか一方なら死に至ことは無かったと思われますが、タイミングが悪かったとしかいえません」

子どもたちは泣いていた

  こんな親でも泣いてくれるんだな


生前、子どもたちにパパが死んだら漫画の本やラノベを一緒に漏らして欲しいと頼んでいた

地獄でも読めるようにと

棺の中に三千冊にも及ぶ本が入れられる

生命保険等で暫くは生きていけるだろう

遺族年金も貰えるし


そして、遂に此方の世界の自分は灰になった

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