第3話 入学初日
アストロアークの兵士にするユニットの名前はアルトにした。ちなみに朝食に出てきたホットウインナーのメーカーが元ネタだ。ウチの母親は朝食はパン派で俺はご飯派だ。朝食だけ自分で用意しなければならないが、家庭科の成績が四だった俺は料理が出来ないわけではないが、面倒くさいのでお湯を沸かして袋を破ってウインナーを茹でるだけでいいホットウインナーはかなりの確率で作る。粒マスタードとマヨネーズが有れば夕飯の残りのご飯を空にするくらいの訳ない。
最寄り駅までは自転車で信越本線で加茂駅で降りる。学校までは三十分徒歩だ。加茂市には高校が三校ある。しかし、制服の違いで見分ける事が出来る。加茂農林高校の男子の制服はかなり個性的だ。
農林高校も普通の授業は国語、数学、世界史、日本史、化学、生物、物理、経済、英語、体育。他にの選択科目が幾つか美術は選択科目だ。俺は昔から絵が得意なので美術一択。
初日から教科書を大量に配布される事は分かっていたので学生鞄は指定では無かったのでリュックサックで登校した。
校舎H型だった。正面玄関はHの左側にある。校舎は三階建て一年が三階、二年が二階、三年が一階。保健室も一階にある。
合格発表時に自分がクラス分けが済んでいて教室は迷う事は無かった。出席番号順にクラスメイト達は座っている。既に入学式も終わり自己紹介タイムだ。自分の番を待ちながらウケを狙うか真面目に答えるかで今後の学校生活が決まってしまう。
自分の番が回ってかた良し、真面目に答えよう。
「田上中出身。霜月孝一です。趣味は読書と絵を描く事です。仲良くしてくれると助かります」
心のこもってない拍手を貰い席に座る。誰しもが机の下でスマホを弄っている。俺もさっきまでスマホでアルトを鍛える為にレベル上げをしていた。オート戦闘でも狩れる雑魚敵を延々と倒している。アストロアークはボットを許さない。許されているのは人間ボットのみ。バイトでレベル上げしてく人を探すか、兄妹に任せるというものだ。
明日からの授業もバレない様にレベル上げ出来る方法を探さないと……
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