生きるのが辛くなった時出会ったのは吸血鬼のお姉さんでした
唐変木
第0話
もう終わりにしようと思った。
無法地帯のような世界で生きていくのは無理だと感じた。
個人個人がやりたい放題に生き、他人に色んなことを強要し、多くの人と同じであることを強制される世の中では生きていけない。
17歳にしてそう感じてしまった僕は今日ついにその短い人生に幕を下ろすことを決めた。
そんな時だった。
「やぁ、少年。酷い顔だな。」
彼女に出会ったのは。
暗い夜の中に彼女はいた。
「助けてやろうか。そのどん底のような人生からアタシが救いあげてやろうか。」
不気味なのに魅力的な笑みを湛えたその人は僕の人生を終わらせて、新たな世界へと誘ってくれた。
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