14話 チートを明かす


「こんな感じだよ」


 結局あの後に神の代理人と創造神の加護だけを見せないようにした。レベルに関してはこの世界は楽に100レベルまでいくのでそんなに目立たないだろうという考えだ。Dランクからは100レベルになることが条件だった気がする。


 最高ランクのKランクは1000レベルだが最高が500なんとかだったのでKランクなんかは歴史上いないそうだ。ならなんであるのかって話なんだがなんでだっけ?まあいいか。


「え?精霊魔法以外使えるよね?」

「そうだよ」

「これって魔法神の加護が10レベルだからじゃない?」

「確か…固有で使えないもの以外は使えるんだっけ?」


 やはりチートすぎるよな。それに創造神の加護が内容不明なんだよな。それにレベル10の特典もよくわからないものが多い。そして何故か副神の加護がないのもおかしい。まあレベル10の特典はないのは仕方ないのだ。そもそも今までで3桁もいないしそもそも50を超えてなかった気がする。


 しかもその中からかぶるのはあるし全部はできない。副神の加護がないのは謎だよな。でも大抵は下位互換だからないのかもしれない。


 それと確か破壊神と闇神の加護は世界の支配者ワールド・ルーラーになったときに庇護されるらしい。内容はわからないがある程度の予想はついているようだ。たとえば魔物の使役とか。魔物使いテイマーも魔物の使役だが世界の支配者ワールド・ルーラーは次元が違うらしい。魔物使いテイマーは心を通わせるということだが、世界の支配者ワールド・ルーラーは洗脳だ。つまりイエスマンになるということである。


 つまり。まさに正義と悪みたいなものだろう。こんな作品がありそうだ。


「加護もどうなってるのよ…」

「お兄ちゃん、レベルもおかしいよ…」

「呆れた?」

「呆れるわよ!」

「異世界人なの?」

「そうだよ」


 俺がそうゆうと場が凍った気がした。


「サラッと言ったね…」

「お兄ちゃんはお兄ちゃんだよ?」

「そんな関係ないみたいなことじゃなくてね」

「別に関係ないじゃん?」

「ちがうのよ。まず称号の効果が以上なのよ」

「レベルが上がりやすくなるの?」

「それだけなら良かったんだけどね」

「確か魔力倍増だっけ?」

「それにレベルも2倍の速さで上がるのよ。まあそれにしてもこのレベルは以上だけど」

「称号以外には技術の進歩よ。世界にもよるけどよく来るのが日本がある国ね」

「他には何があるんだ?」

「ほか?他には大日本帝国が存在し続けているのとかそもそも日本がないとか」


 やはり前の世界とこの世界以外にもあるみたいだ。ここで豆知識、大日本帝国は敗戦してポツダム宣言を受け入れたのちに今の現代日本ができたんだよ。ちなみに日本は2600年は滅亡していない。理由としては天皇がずっと頂点だからだね。今も象徴としているから今まで滅亡していないんだ。幕府のときも天皇から征夷大将軍という地位をもらったりしていた。つまり天皇が頂点ということだ。


 豆知識がすぎたな。


「俺はよく来るやつだと思う」

「そこはどこもバランスよく技術が進んでいるところね」

「違うところは軍事特化とか科学特化とかあるよね」

「そんなのもあるのか」


 正直そこはあまり関係なかったので調べていない。別世界よりも今の世界の情報の方が有意義だからだ。たとえばこの世界の魔法とかな。


 確かこの世界は魔法特化だったから技術があまり進んでいなかったんだっけ?紙幣も偽札を前の世界よりも作りやすいから紙幣は導入されていない。この世界では植物紙は貴重なもの以外たとえばギルドのあの依頼板とかに使われている。羊皮紙は重要なもの。たとえば領主の資料とかな。


「まあこんな感じで作れるようになったんだ」

「これはおかしいけどね…」

「まあ気にしない気にしない」

「気にするでしょ…」

「まあそれはいいとしてこれを作って欲しいんだ」

「まあ私は土魔法だから作れると思うけど…そんなに効率良くないわよ?」

「まあそれでもいいよ。俺は俺で違う銃作るし」

「違う種類があるの?」

「まあね、これは拳銃で一番小さい銃だよ。他にはライフルやグレネードランチャーとかもあるんだ」

「なんか強そう」

「それにこれは拳銃と言ってもリボルバー式だから自動拳銃が欲しいんだよね」

「なんてもんを作ろうとしてるのよ…」


 まあ狙撃はぶっちゃけ無属性魔法で狙撃スナイプがあるがそっちよりも狙撃銃スナイパーライフルの方がかっこいいしね。魔法は派手なのがいいと思う。


 灼熱絨毯インフェルノがいい例だと思う。あれは派手だしthe 魔法って感じがする。まあガトリングガンやミニガンは派手だけどね。まあ科学だから魔法じゃないから。


「けど一番は狙撃銃スナイパーライフルかな」

「それって…」

「最大射程は前の世界は4120mだった気がする。有効が600〜1200mだったかな」

「4km…?」

「まあ世界最高記録だしね」

「じゃあできるのは?」

「2kmぐらいかな?」

「十分よ!」

「そう?」

「2kmも遠くから攻撃は普通できないわよ」

「弾道ミサイルならもっと行くけど」

「……」


 あ、呆然としてる。まあこの世界だと広範囲殲滅とかがよく使うからね。それに比べて狙撃は1人ずつだから効率良くないと思うんだけど。それに4kmも先だと自転とか風速とかも考えないといけないから結構難しいんだよね。しかも弓とかと同じで重力に従って少しずつ落ちていくから上にあげないといけない。


 弓とかと違って落ちていくのが本当に少しずつだからあまり考える必要はないけどね。材料も気にならない。まあ鉄が増えすぎる可能性があるから弾は時限付きの方がいいかもしれない。


「まあけどいろいろ問題もあるからすぐにはできないけどな」

「すぐにできたら困るわよ」

「予備ってそんなに必要なの?」

「ああ、そうだな…」


 多分これから第一次世界大戦があるかもしれないから用意しておいて損はない。それに隠れるにしても場所がバレたときに抵抗できるようにしないとね。


 固定式自動攻撃機関銃敵を見つけたら自動で攻撃するやつも作ってみたい。あったらクソ便利だと思うんだよね。まあ使う機会がなければいいけど。まあ魔物には大発生スタンピートが存在するから使う機会が来るかもしれない。


「軽く50は欲しいかな?」

「あれ?まあは10って言ってなかった?」

「気が変わった」

「結構変わってるけど…」

「まあこれは10でいいと思うけどライフルとかは50は軽く欲しいかな」


 特に固定式自動攻撃機関銃は500ぐらいは欲しいかな。1m間隔で置くのがいいと思うからいや…近いから…5m間隔かな。魔物の大発生スタンピートは確か元々いるのが大発生するものだから、スライムとゴブリンだからそんな物騒なもの作らなくてもいいか。まあ10年に一回で前に起こったのが確か9年前?だったかな。だからそろそろ来るはずだ。そのときはゴブリンやゴブリンメイジとかがいたって聞いたな。


 流石にゴブリンキングとかはここら辺には現れないけど出るのはせいぜいC +のラピスゴブリンだろう。それくらいならこの村っていうか各村にいるギルドの冒険者が狩ってくれる。いてもせいぜい数匹だから狩れると思うし前の時はラピスゴブリンはいなかったらしい。確かボブゴブリンとゴブリナが50匹、ゴブリンメイジが10匹ゴブリンアーチャーが5匹だったかな。普通のゴブリンはいなかったらしい。


 まあ固定式自動攻撃機関銃は完全にロマンだから作らなくてもいいけど。まあロマンは大切だと思うんだ。宇宙戦艦とか超大型大和型戦艦もロマンだしね。まあ戦車も作るとしたら完全にロマンかな。なんか戦車ってかっこよくない?まあわからないならそれはそれでいいけど。まあ好きなものは人それぞれだ。戦艦とかもかっこいいと思うけどね。狙撃銃スナイパーライフルは完全にロマンだが…


 話が逸れたな。まあこれは完全に趣味?というかなんというかまあどうでもいいか。結局は作るんだしな。


 そのあとはもう時間だったので迷宮ダンジョンから出てシルフィたちは家に帰っていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る