ばったりくん。美青年には秘密があった。私はあなたのセラピスト。
江戸 清水
ばったりくん。とは
私は日常生活の中で、不思議な現象に取り憑かれている。
ばったりくんだ。
私がちょっと恥ずかしいタイミング、情けないタイミング、トラブル発生中に、もちろんなんでもないタイミングも。
ばったりと出くわす相手がいる
2、3回なら偶然かなとも思う。
しかし、これまでばったりくんは、何度も私と遭遇した。この大阪で。
私は
まさに、時に身を任せて生きている....。
そりゃ仕事も頑張ってますが、恋に難あり。
一番記憶に新しい彼氏にフられた理由は
『なんかさ、俺、おっさんと居るみたい』だった。
それ以来外見は頑張っているものの中身はときめきを忘れたおっさんなのかもしれない。
そうそう、そのばったりくん
彼はただの元同僚だ。
向かいの席でいきなり顔真っ青になり、救急車で運ばれ、そのまま退職した。
インフルエンザだったらしい。
彼の名は
私がこれまで付き合った男性の誰よりも美系
でも、誰よりも異性を感じさせないタイプ......。
そう、超草食系。もしかしたら女性を好きなのかも怪しい.....。
そんな彼にある日私はあることを頼まれる。
彼には、秘密があった。
私はこれからしばらくして知らない男性にこんな話をされる......。
「――――手段の指定、制限はございません。
任務の詮索は禁止行為となります。
あなたの任務の公表も禁止行為となります。
で、本日の数値は....」
ピッピッ
「367」
「ではこれにて」
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