だらけながら作る適当な詩

やっぷ

座す

座椅子に座り一人佇む


遠くから聞こえる幼き子の声に思いを馳せる


郷愁を感じ


心が苦しくなる


あれは遠き昔の自分自身か


幼き自分が母親の後ろを追いかけ


隣に立つ幼き弟の顔が浮かぶ


ふと、我に返りやけに年老いた自分が見える


今を生き、幾年、幼き子が連続した姿がそこにはある


なんてことは無い日常が、遠き日の自分と今の自分を揺り動かす


座り続けくたびれた座椅子を人無でし、まだ人としては若いかと、心落ち着かせる

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