理想の上司 作田さん コメディ?
江戸 清水
理想とは
彼氏いない歴数年、会社と家の往復を繰り返す私には素敵な上司がいる。
初めてあった日は、なかなかかっこいい上司だった。爽やかで笑顔が素敵で、ある日私は『作田さんて、理想の上司です。アニメにでてきそう』
とか言って以来こうなった。
「おはようございます」
「おはよう 生きててよかった 今日この日まで。何故なら君にまた会え.....」
「今日の会議資料10時までで大丈夫ですか?」
「あぁその頃にはきっと、俺はもう気が狂いそうな程君を愛おしく...」
「じゃ、その前にリスト出しときますね」
「まさか、そのリストに俺の名はないだろうな。たとえ俺が君の暗殺リストに載っていようが....」
なに?何設定よ 殺し屋か私
「........」
―――昼休み
「お昼お先にいいですか?」
「そんな、君に先に行かせるわけにはいかない、外は危険だ。どんな輩がうろついているかぁ、わかりゃせんっ」
「だったら親分も来ておくんなせー」
「え?」
「え?」
私達は一緒にランチに出た。
「作田さん、アーツの富岡さんからお電話です。」
「あぁ あいつにはもう用はないと言ってくれ、
はい!お電話かわりました。作田です〜はい、はい。あぁいえいえ....」
「あの、作田さん ここにあったサンプルどこでしょう あれ?!」
「さぁな 君がそれを見つけるまで、俺は離れない.......気が済むまで付き合ってやるよ」
いや、どこやったのよっ!!!
「あの、無いんですけどほんとに、サンプル」
「あいつのことはもう忘れろ。終わったことだ。そんな痛みは俺が癒やしてやる。」
あなたでしょ!なくしたの!
「寂しい顔すんな そんな顔も可愛いがな」
「だったら、どうやって私を喜ばせてくれるの?」
「な、何がお望みでしょう?お嬢様」
「そうねぇ、まずはあの品物の代わりとなるもの。」
「お任せください。貴女の為なら地の果てへも参りましょう。」
「それから、美味しいものね」
「では、失せ物を見つけ次第、お連れします。美食の園へ」
やっとサンプルを発見し、私達は夜もごはんへ。
―――食事の後
「ここは一杯美酒もいかがかな?」
「あら、この私を酔わせてどうするおつもり?」
「そりゃ、決まってんだろ。言わせるなよ」
「ったく。いやらしいですことっ。今日はお暇しますわ!」
「そんなに俺が嫌か?」
ななんでそんなマジな目を??作田さん
「俺じゃだめか?」
「いえ......」
「だったら、全部俺によこせ、お前のすべて」
と、作田さんは私を抱きしめた。
理想の上司 作田さん コメディ? 江戸 清水 @edoseisui
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