9/25(土) 芦ノ湖リベンジ!

 熱海から箱根へ抜けるため、椿ラインと呼ばれる道を目指す。実は地図を見た時から、この道が気になっていたのだ。しかし、箱根から芦ノ湖は北方向であり、椿ラインは南方向であるため、今回はあきらめていたのだ。つまり、道を間違え、伊豆スカイラインを走ったおかげで、椿ラインを走ることができるということだ。プラス思考で考えれば、ラッキーだとも言える。

 しかし、椿ラインへ行くまでの道、県道102号が中々に厳しい。まず幅が狭い。全体的に暗く、見通しが悪いカーブが続く。しかも、落ち葉が多いのでスリップが怖い。

 こんな道だが、教習車が走っていたりする。初心者なのに大変だ。私だったらもっと楽な教習所に行きたい。


 ようやく、椿ラインへたどり着く。この道は、ツーリングまっぷるでは特に詳しい解説が書かれていない。しかし、結論から言うと、とても良いツーリングスポットだった。

 道が広い。幅広の二車線道路で、カーブでは外側が広く膨らんでいる。先ほどまでの県道102号と比べると、走りやすさが段違いである。そして適度に続くカーブとヘアピン。これが楽しい。車も少ないので、かなりの速度で飛ばせる。もしかしたら、穴場の峠道なのかもしれない。途中の駐車場に停めると、熱海の町が見渡せる。天気が良くなったおかげで、伊豆大島まではっきり見える。個人的お気に入りスポットに登録だ。また来よう。


 芦ノ湖スカイラインの前に道の駅「箱根峠」で休憩する。晴れたおかげで芦ノ湖がよく見える。昼間は曇っていたが、今の時間になると天気が晴れたのだ。昼間は道を間違えてしまったが、結果オーライである。

 ついでに面白いものを見つける。エヴァに登場するを模した、EV充電スタンドだ。そういえば、箱根はエヴァの舞台だった気がする。お土産物のゾーンにもエヴァグッズが並んでいた。NERVのキーホルダーには惹かれたが、我慢することにする。バイクに乗り始めてから、金遣いが荒くなっているので、節約だ。


 そして、今度こそ芦ノ湖スカイラインを走る。絶景だ。紆余曲折あって、夕方にはなってしまったが、晴れたおかげで景色がいい。道も軽いカーブで走りやすい。絶景スポットが多いので、楽しく走ることができる。よそ見運転で事故らないように気をつけなきゃならない。

 途中の食堂でおやつを食べる。どら焼きにソフトクリームが挟まったスイーツだ。見た目の通り、どら焼きにソフトクリームが挟まった味がする。安定した味で、疲れた時にはちょうどいい。

 ついでに箱根スカイラインも走る。この道も楽しい。しかし、芦ノ湖スカイラインほどの絶景はなかったため、少し物足りない。ただ、峠を攻めるには楽しい道路だとは思う。私はあまり峠を攻めないので、いまいちな道だった。


 そのまま御殿場に降りて、東名高速道路に乗って帰る。時刻は17時半。この時間から帰れば、明日の出張までには疲れが取れるだろう。出張準備も終わっていないので、適度な時間までには帰りたいものだ。

 途中、ひどい渋滞に巻き込まれたが、すり抜けでやり過ごす。これがバイクの良いところだが、事故には気を付けなければならないので神経が疲れる。首都高に乗ったら、京葉道路を通って千葉に帰るのが、いつものルートである。しかし、今回はなんとなくという矢印を見つけてしまった。時間も遅くなっており、慣れた道(京葉道路)を使って帰れば安牌ではある。それでも、どこかで「湾岸線は夜景がいい」と聞いたことを思い出し、つい湾岸線を走ってしまった。

 そうして走り出した湾岸線。第一印象は「トンネルが暑い」だ。とにかく暑い。なんだこれ、換気とかないのか。湿気が高いし、気温だって40℃くらいあるんじゃないだろうか。ネットで調べてみると、通行量が多すぎることが原因らしい。このトンネルだけはもう通りたくない、と思った。

 しかし、トンネルを抜けると評価が一変した。すごい夜景だ、夜の東京湾が視界に広がる。大井埠頭では、クレーンやコンテナが立ち並ぶ。その後には観覧車、ディズニーリゾートとライトアップされた施設が続く。この夜景を見られただけでも、湾岸線を選んだ甲斐がある。


 今回のツーリング、走行距離は470km、14時間の旅だった。高速道路を使ったことを考慮しても中々に走ったほうではないだろうか。費用は、約1万円。有料道路ばかり走ったので、かなり高くついた。ちなみに食事は計300円弱。バイクのほうが大食いである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る