7 いち01(・|・)様【三作品ご紹介】

エッセイ:その日思ったことをそのままに

おばあちゃんと娘さんのエピソードが印象的です。

ここには、いちさんの人柄が現れているなあと感じました。


後悔しないように生きるのは、とても難しいことだと思う。

どんなに努力しても出来ないこともある。

相手を笑顔にするために。

ガッカリさせない為に。

恐らく、互いに笑顔にしたいだけなのだと思う。

時にそれが、あわないことであっても。

そんな優しもあるんだなと感じた。


小説:記憶の行方

すこし悲しいお話です。しかし、この物語には愛が詰まっている。

男女という縛りは、悲しみしか生まないのだろうか? と思うことがある。人それぞれ、考え方は違うし性への在り方も違う。しかし、人はそれぞれ個々の生き物なのだ。Twitterのコラムで観たものではあるが、男らしさを押し付けることが結局、男尊女卑を産んでいる。

彼女の義理の父が何を想っていたのかはわからないが、人を狂気に追いやるのは嫉妬である。他人からすれば、そんなことでと思うような、些細なことでも人間は嫉妬により狂気に変わるのだ。

その事が他人を不幸にするとも考えずに。


彼らはずっと同じことを繰り返すのだろうか?

それともいつかは気づくのだろうか?

いつかは幸せになれることを願いたい。


小説:松竹物語

タイトルだけでは想像のつき辛い物語だが、読んでみるとかなり壮絶な物語である。

親子とは何かについて考えさせられる物語。

子は親を選べない。世の中には幸せとは言い難いこども達がたくさんいるように思う。大人と違い、子供はどんなに嫌でも帰る場所が家しかないのだ。自分勝手な親に育てられ、将来までも握りつぶされる人々は沢山いるように思う。この物語では、辛いことばかりではない。最終的には報われる。

しかしながら、現実に生きていていつかは報われる日がある、救われる日があるんだと信じて生きられる人はどれくらいいるのだろうか?

この物語を読んで、子の気持ちを考えられるような親であって欲しいなと願います。

あなたならこの物語から、どんなメッセージを受け取りますか?


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