藤牧　明　様作

────自分の身にも起こるかもしれない、その夜

【ぞっとする日常】

非現実的ではない怖さ。

主人公の心理は誰にでも想像でき、人によっては経験もある事だと思う。非常に感情移入しやすい題材を扱っている。そのため、物語を脳内で再生しやすい。

カテゴリーはホラーとなっているが、ミステリー、サスペンス、ヒューマンドラマなどの要素も兼ね備えており、物語のラストまでどんな意味のホラーとなるのか分からない。そこがこの物語の魅力の一つでもある。

飲酒することで普段よりも判断力が低下する、思考能力が落ちることの怖さと度胸のようなものが疑似体験できる。もちろんそれは、呑まない人や呑んだことのない人も含めて。なので、この物語により教訓を得ることが出来ると言う事でもある。

恐怖体験をしたことがある人も、無い人にもおススメの作品です。

是非、お手に取られてみてはいかがでしょうか？

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