悪魔の国
謎の人 様作
【あらすじそのまま引用】
遠くない未来。人類は、evilという感染病に侵されていた。
症状や感染源は全て不明。しかし感染した人間は脅威とされ、統治機関である「管理局」に抹消される運命にあった。
謎の能力を持った少年ー焉夜 慧は、自身を拾ったevilー明空 俳徒と共に、彼らの武器として世界と戦う。
特務官ー六道寺天弥は、鬼才ー蔵馬玲と、正義の下に世界を暴く。
2人の主人公が激動させる壮絶な物語を今ここに。
【読む前に”どんな病気なのか”を予想】
脅威となるという事は、死に至る…かと思ったのだが、致死率が高い病気は広がるよりも、鎮静が早いと言う事を聞いたことがあるので、治しようがなく最後は死に至るか、モンスター化するなどの、変わった病ではないかと予測する。しかしながら、拝読した部分ではまだ明確とはなっていない。
【印象に残った、感動、凄いと感じた部分】
5000文字程度で感想という企画であったが、読む手が止まらなくなってしまった作品。6話まで読了。続きも拝読したいが、無理矢理切り上げ感想を。まず、読みやすい。一話へ入るといよいよ、物語の核となる世界観へ触れていくわけだが、特徴として、会話が論理的に進むため、推理小説を読んでいる錯覚を起こすほど、分かりやすい。なんのために誰をどう疑っているのか、どういう状況だと予測するのか。その理由に至るまでの会話の流れが、とても丁寧でありスムーズなため、すんなり理解、及び納得が出来る。読み手を置いていくことなく、しっかりとサポートされているような気分さえする。その為、物語を純粋に楽しめるのだ。これは、難しく考えることなく物語にどっぷりと浸かれる、という意味合いである。
冒頭は、”音”に注視させるという、印象的な書きだして始まる。この書ぎだしは、作者のセンスの良さを凝縮していると思う。
次に物語自体にも、とても魅力がある。この世界の状況を理解した後、彼らは任務を果たすべく動き出す。全ての場面にて、行動描写が分かりやすく滑らかな為、情景を想像しやすい。スローモーションのように感じる部分もあることから、間の使い方や言葉選びも、とても巧いと思う。6話の「邪魔」というセリフから続くくだりが、とても好きである。
【物語のその先を妄想】
読了の先を想像してみたい。ここで突入側が全滅してしまっては、再度戦うのは無理だと思われることから、隙をついて撤退という可能性があるのではないかと想像する。(ネタバレにならないよう、ぼかして書いております)この後の展開が、気になる物語だと感じました。
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