屁たれたちの挽歌
栗須帳 様作
【あらすじそのまま引用】
ある日、大阪市内一体の携帯が一斉に鳴り、電話を取った全ての人間が石化する事件が起こった。
石像たちは石化を免れた人々に襲い掛かり、あっと言う間に大阪市は石像によって制圧された。
難を逃れた藤原は、親友の健太郎たちと共に、市内に取り残された母と妹を救う為、市内に殴り込みをかける決意をする。
大阪を舞台にした、大阪人による闘いの記録。
突っ込みどころしかない馬鹿馬鹿しいコミックホラーです。
深く考えずに笑ってください。
【読む前に”誰から電話がかかって来たのか”を予想】
市長か、メデューサだろうか?
途中までの読了では、謎は解けてはいない。
【印象に残った、感動、凄いと感じた部分】
プロローグはシリアスだが、本編となるとガラッと雰囲気が変わる。主人公と課長のやりとりがホントに面白い。パニックホラーな上に、無茶ぶりが面白い。5000文字で感想を、と思っていたが読む手が止まらず、あっと今に一万文字まで拝読してしまった。主人公は事件までは、少し人を小ばかにする意地悪で、信念を曲げない人という浮いた存在というイメージがあるが、親友のキャラが濃すぎて普通の人に見えてくるのが面白い。親友が助っ人として選んだ相手は、全く言うことを聞かず、あぶなかっしい。パニックホラーにコメディを加えると、こんな風になるのかと驚く。コメディもアメリカンジョークといった印象があり、コミカルでリズム感があり、飽きが来ない。
【物語のその先を妄想】
ダークジェノサイト本田までの読了で、先を予想してみたいと思う。目的が、妹たちを助けるという事ならば、ミッションコンプリート出来そうだが、途中の妹サイドが気になる。奪還は出来るが、どうなるのか予想のつき辛い物語だ。冒頭の願いも気になる。
あなたも是非読まれてみてはいかがでしょうか?面白すぎです。
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