ヴィーナシアンの花嫁 ~シンギュラリティが紡ぐ悠久の神話~

deep child 様作


【あらすじ引用】

この物語は、近い将来実際に起こる、我々を巻き込むAIによる事件を紡ぐストーリー。読んでおくといい事があるかも?


 ひょんなことから神様を見つけた青年、自称女神様の女子大生と一緒にAIベンチャーを起業して人類滅亡を回避しようとしたら、クーデターに巻き込まれるわ、月が地球に落ちて来るわで大ピンチに陥る。

 現代に蘇った神様の放つ驚愕の力と、それに立ちふさがる愛くるしい赤ちゃん。


 現実世界に隠された仰天の真実を知り、命を懸けて魂の在りか、愛の謎を解く主人公。そして最後にこの世界の根源にまで至る。


       ◇


 筆者は日頃、東京の会社でAIを研究しているが、その研究の中で『人類の秘密』にたどり着いてしまった。なんと現実世界は異世界よりエキサイティングだった。

 東大工学博士の監修により科学的整合性を徹底的に追及し、人間を超えるAIを開発する手法と、それにより判明するであろう事実を精査する事で、神様の謎、人類の謎、愛の謎、宇宙の謎が解き明かされる。


 この物語はもはや娯楽ではなく、現実世界の成り立ちとその未来を語る予言の書になっている。読み終わった時、あなたの現実世界を見る目は、変わらざるを得ない。


【読む前に”主人公の性格”を予想】


シンギュラリティとは、技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語: technological singularity)、またはシンギュラリティ (singularity) とは、未来学上の概念であり、人工知能(AI)自身の「自己フィードバックで改良、高度化した技術や知能」が、「人類に代わって文明の進歩の主役」になる時点の事らしい。

(ウィキしらべ)物語の概要は詳しく書かれている為、どこを予想しようか迷ったが…。主人公は、青年だろうか。あらすじの感じからは、頭の回転が速く、信念を貫くような人物ではないかと予想する。


【印象に残った、感動、凄いと感じた部分】


クライマックスから始まり、事の発端へと進む流れ。この書き方は、理にかなっている。研究自体を物語として伝えるには、一番伝えたいことを頭に持ってくるのが一番分かりやすいからだ。ラストまで読んでいるわけではない為、この後二転三転という可能性は捨てきれないが、物語の特性上、プロローグの部分は物語の核だと言えるのではないだろうか?伝えたいことを伝えるためには、どのような構成にするべきか、綿密に考えて作られたものだと言う印象が強いので、この作者はとても頭の良い方なのではないかと感じた。計算された構成。そこが凄いなと思う。


【自分が主人公の立場だったら】


この主人公は、順応性が凄いなと感じた。もし、同じ立場だったら、とりあえずパニックになるのではないかと。目の前で、信じられない光景が繰り広げられていたら、二度見して、見なかったことにするかも知れない。こんな風にいつも冷静でいられる人は、多大なチャンスを掴むことになるのだろうな、と学ぶことは多い。


【物語のその先を妄想】


どうなるのかは、あらすじに書いてあるので、ラストを予想してみたいと思う。考え方は、シンプルに二種。主人公は死なない説と、作者が伝えたいことを伝えるためにバッドエンド。筆者コメントは通常抜くのだが、何を伝えたいのか、そこに込められてるためそのまま引用させてもらいました。娯楽ではなく、予知。そう考えると、人類への宣告。危険予知。そんな印象を受けるので、バッドエンドになるのではないかと、予想します。

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