殴り聖女の彼女と、異世界転移の俺 加藤伊織様作

一話から四話まで拝読。


この物語は転移なのだが、冒頭の方を読んでいて異世界転生の王道とは何か?  

を唐突に理解した。つまり何故異世界に行くのか? と言うこと。

トラックに跳ねられて異世界転生はよく見るパターンなのでそういうスタートがスタンダードなのだろうということは理解していたが、何故? について深く考えたことはなかった。つまりどんな理由で、飛ばされるのか? なぜ選ばれるのかということを。

かなりの量の作品に触れて来たにも関わらず、唐突に理解するというのはまるで、急に自転車が乘れた時に似ているなあと思った。話しはズレたが、死ぬはずではなかった、これがキーポイントだということを理解したのである。


読んでいて面白かったところ。

勇者補正に吹きました。そういう補正の入り方なのかと。そして一話目では分らなかったが、女神が誰を模していたのかが判明。歌でも部屋でも分からなかったのは、あまり見たことがなくピンとこなかったせいかもしれない。(ほぼ見たことがない)

そして主人公の名前は、誰でも噛む! と思ったのだった。


二人の温度差が面白いなと感じた。モン〇ンなどをプレイした時の、初心者と熟練者パーティを思い出す。一人で倒すから、キノコ採ってていいよー。こんな感じの。

弱いけれど、察しが良く空気が読める主人公と、天然だけど強くて純粋。ある意味最強のパーティーなのだろうと思った。この先の展開がとても楽しみです。

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