お困りごとは万屋部へ! soul chiter様作

【あらすじ引用】

高校生の僕、川神冬馬が入っている部活はちょっと不思議な部活動…部員は冬馬を含めて合計5人。身長が高いことを除くとほぼ全てが平均値の僕、冬馬と同級生でほんわかゆるゆる系天然少女の雨宮美月。運動神経抜群なちびっこ先輩、藤村杏果。しっかりものでみんなのお母さん役、春野優斗。万屋部の部長で、見た目がちょっとオタクっぽい尾上琢磨。そんな5人が入っているのはみんなの困ったお願いを依頼として請け負う万屋部である。国内屈指のマンモス校のこの学校で今日も依頼を受けてはそのご褒美としてお菓子を美味しくいただいています。明日も明後日も[万屋箱]に依頼はくるんだろうか。そんな僕たち万屋部の日常のお話です。


【良いところ三点】

1*会話文から始まるため、作品に取っつきやすい。

しかも、冒頭の声かけは目的がはっきりしており、そこから続く内容もメインである”万部屋”がどんな場所であるかの説明として、とても分かりやすくなっている。ここで分かるのは、依頼箱があることと、担当が指定できること、そして依頼解決の報酬としてご褒美が貰えることである。

これだけでも、この部ふがどんな活動をしているのか分かる。そしてみんなはご褒美を楽しみにしており、自分に依頼がないとガッカリしてしまうということだ。


2*彼らには役割がある。

舞台は学校な為、どうしても登場人物の多くなる舞台だと思われる。登場人物が多いと、読者は覚えるのが大変。しかし、この物語では各人が役割を持っている。例えば彼らをまとめる役など。それぞれに個性があり、なかなか覚えらなかったとしても、見分けがつく。その中でも主人公はバランス的存在だと思われる。空気を読み、場の雰囲気を変える力を持っているようだ。


3*依頼の多彩さ。

やはり一番身を引くのは、小タイトル。依頼なのだろうか? 中には日常の一コマもあるのかも知れないが、方向性が様々。元々学校という所はいろんなイベントや催し物のある場所でもある。

それに負けないくらい、多彩な出来事を期待させる小タイトルがズラっと並ぶ。みているだけでも、ワクワクする。面白そうだと、興味を惹くこと請け合いだ。

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