《不幸体質》のせいで7回死んだ僕は、(略)真田友汰 様作
《不幸体質》のせいで7回死んだ僕は、神様にチート能力を7個貰ったので、人見知り&コミュ障を治そうとしたら問題だらけで難しすぎた~7回目の転生では劣等人の忌み子として嫌われる~
【あらすじ引用】
ある日異世界に転移させられた川崎健人。
『転生』『不幸体質』の能力を持つ健人は役立たずと言われ殺される。
『転生』能力で、転生する。死ぬ
転生する。死ぬ。
転生。死ぬ。
転生。死ぬ――
そうして、7回死んだ僕は7回目の転生をし7個(プラス呪いの不幸体質)のチート能力を使って異世界を『ノア』として生きていく事になった。
――だが、『不幸体質』は7個のチート能力をも相殺する。
「生きるためには強くならないといけないっ!」
異世界で生き残るための力を手に入れるため、血の滲むような努力の繰り返し……。
目標の為にも強くなる必要がある。
「この世界では、人見知り&コミュ障を治すぞ!」
しかし、この世界では黒髪で黒目は劣等人の忌み子として嫌われていた。
そうして、『不幸体質』の能力に邪魔されながらも何とか生きていくノア。
表向きは、忌み子として虐められる学生。
裏は、冒険者ギルドで活躍する冒険者。
そんな日常を送っていたが、ノアの『不幸体質』のせいで、学園中――国中を巻き込んだ事件が起きる。
「死なないのはいいけど、これって毎日大変すぎない?!」
【良いところ3点】
1*まず設定が面白い。一般的に多いのは一回の転生。しかし、この作品は7回も転生している上に、7個のチートスキルを継承して生まれ変わっている。にも関わらず、不幸体質のせいで相殺されるという。何も持っていないのと同じという。その上、人見知りとコミュニケーション障害を直そうと意気込んだものの、忌み子として嫌われしまう。二進も三進も状態の主人公。マイナスから始まるという、なんとも不憫な物語だが、あまりの運の悪さ故、笑ってしまう。とても面白い設定である。
2*もう、冒頭に爆笑しました。これは!不幸すぎる。何があったんだと、好奇心を誘う書き出し。その後の、スキルの説明では主人公の愚痴と言うか嘆きに笑ってしまう。神様との話で更に詳しい話を聞くことになるが、なるほどと納得させられてしまう。よくこんな設定が考えられるなあと、驚きました。
3*7回死んだ後が本編になるのは何となく想像がつくが、それまでの死に方が不幸すぎるというか、不運すぎて笑ってしまう。秒でとは言わないが、あっという間に死ぬ。面白すぎる。こういう発想はなかなかないと思われる。神様も面白すぎる。回復と痛みの関係も面白い。つまり、細かいところににまで笑い要素が含まれているのだ。全体的に面白く、発想が豊かで、オリジナリティに溢れた物語だと感じた。
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