《不幸体質》真田友汰様作

《不幸体質》のせいで7回死んだ僕は、神様にチート能力を7個貰ったので、人見知り&コミュ障を治そうとしたら問題だらけで難しすぎた~7回目の転生では劣等人の忌み子として嫌われる~


【第16話〜 『あたしは、幸せ者だ』 〜】

この回はホントに辛い回だった。主人公は異世界から来たために知り合いもおらず、初めて家族のように接してくれた人たち。そんな場所へ魔物たちが攻めてくる。

この村には秘密があった。そこで考えさせられるのは、いくら自分たちの血筋の者たちが悪であってもそれを末裔たちは背負わなければならないのだろうか? ということ。

日本でも戦争絡みで未だに問題になっていることがあるので、この物語は感情移入しやすい部分や彼らの想いを想像しやすい部分があると思う。


彼女は大切な人を守るため、自ら魔物たちに立ち向かった。勝ち目がなくても。

この場面は、主人公に強くなる機会を与える重要な部分でもある。人の強さは、心からやって来るのではないだろうか? 失ったものは大きい。自分の無力さと対峙することになる、ターニングポイントでもある。

とても辛い別れではあるが、大事な場面であると感じた。

自分ならきっと、なかなか立ち直れないだろう。

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