天使は金の瞳で毒を盛る  作者:藤野ひま 様 

13.鬼塚の場所④


【感想】

ある呑み屋での一幕。

好いた相手の素性を知ってしまう場面なのではないだろうか?そして、それが少し小細工されていたとしたなら?思考により明かされていく事実。男は敗北を知る。

ここで思うのは、愛情とは地位や名誉や財力、見た目なのだろうか?ということ。男は敗北を認めたものの、それが敗北なのかは分かっていないのだ。少なくとも、この時点では。

恋愛とは難しいもので、一人でするものではないし相手の気持ちが大切。釣り合わないと、相手の気持ちまで勝手に決めて諦めてしまうのは、少し暴力的なのかも知れない。

という考え方から、彼にまったく勝機がないとは言い切れない。この後どうなるのか、わからないがまだ、勝負はついていないと言える。続きの楽しみな物語だ。

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