荊軻伝 傍らに人無きが若し   Tempp 様作

【あらすじ引用】

秦王政によって中華は間もなく統一されようとしていた。

燕の太子丹は一縷の望みをかけ、始皇帝の暗殺を荊軻に依頼する。

秦の始皇帝の暗殺。その意味。成し遂げても成し遂げずともその場で殺される。それでも義を守るために。


【感想】第6話 筑の調べ

この話は、若者が酒を持って現れるところから始まっていく。


けい‐か【荊軻】について

中国、戦国時代の刺客(しかく)。衛(河南省)の人。燕(えん)の太子丹の依頼で、秦都咸陽におもむき、秦王政(始皇帝)の刺殺をはかったが、失敗し、殺された。前二二七年没。(精選版 日本国語大辞典より)


この部分で描かれているのは、刺客である荊軻が太子丹の依頼で、ある場所である男と話しをする場面。

そして、旅立つ場面である。

歴史物というのは難しいジャンルであると感じた。史実をそのまま書くものなのか?それとも自分の解釈として書くのか?他には二次創作として書く場合もあると思う。

自分は中国の歴史について詳しくなく、文献も読んだことがないのでここのやり取りが想像なのか? それともオリジナルなのか? 史実に基づくものなのか判断がつきかねる。


あらすじ部分には”基本的に史記の記述に沿って書いているつもりなのですが、最終的にはかなりの独自解釈になっています。スタンダードからほど遠いところを歩いていますので、怒らないで頂けると嬉しいです。”と記載されているので、歴史に沿ってはいるが、独自の解釈が混ざっているのではないだろうか? と感じた。とても読みやすく、一連の流れが分かりやすと思う。

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