我が家に可愛い彼女がやって来た  月姫乃 映月 様作

【あらすじ引用】

雪が降る寒い中、俺――神崎悠斗は下校中に同じクラスの美少女、一之瀬小春に急に腕を掴まれた。


「好き」


小春は突然、俺に向けてそう言ってきた。

罰ゲームなのかと思う俺の心を読んだのか、小春は「私は本気だよ? 罰ゲームじゃないよ」と、可愛らしい声で言う。

あまりにも突然の出来事に立ち尽くすことしかできない俺に、小春は俺に一歩近づき――


「ねぇ。返事、まだ?」


可愛らしく上目遣いで言う小春に俺は疑問をぶつけた。


「なんで俺を好きなの?」


小春なら俺なんかよりもかっこよくて優しい人を選び放題なはずだ。

そんな小春が俺に告白なんてやはり信じられなかった。

(割愛)



【感想】第10話

小タイトルがないので、ターニングポイントになりそうなP10を選択。

たまたまなのか、場所が家ではなかったので自分の運の悪さに笑った。せっかくタイトルが、我が家なのに。この回では”プレゼント”について描かれている。プレゼント選びは確かに難しい。特に異性への贈り物は。


この部分で面白いなと思ったのは、友人の篠原くんについてである。

自身が良くデートに誘われるのであれば、それを参考にしたらいいのにと思うのだが。いざ自分が誘う立場になると、その事を忘れてしまう(誘い方の参考にするという考えに至らない)というのは、緊張のせいなのだろうか?

ある意味リアリティがあるなと思う。なんだか、二人が天然に見えて面白いなと感じる。


ここで重要なのは、自分が彼女に何をプレゼントしようか迷っていて、それを友人がたまたま本人に聞いてくれた奇跡の部分なのだろうと思う。

ほんわかしていて優しい物語だなと感じた。

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