幽霊探偵キンダイチの事件墓!~日光あやかし備忘録~一 二三 様作

【あらすじ引用】

あらすじ

 老舗和菓子屋の当主だった父が亡くなり、跡継ぎを弟の挑に譲った那由他は、故郷の田舎で小さな和菓子屋を営む為の準備をしていた。少しは験でも担ごうかと日光東照宮へお参りに向かったが、タイミング悪く陽明門の工事中。すっかり萎えた彼は、お参りもせずにそこを後にした。


 そろそろ店も開けるかと思い始めた頃……何だか体調が悪くなってきた。風邪、とは言い難いのだが、何だか体が怠い……。嫌な予感がしてとある診療所に向かったが、異常はないと言われた。


 安心した彼は、自宅に戻り、開店の準備を始める。その準備中、ひらりと彼の前に現れた一枚の写真。


 それを拾い上げた時、つい――……。

 そしてその行動が、那由他の全てを変えてしまった。


 そんな彼の目の前に現れたのは、忌々しい妖怪どもと――墓場の名探偵?


【感想】潜入!幽霊探偵団と秘密の旧校舎(P104)


いきなりこのページに挑戦。一ページの量が少なめなので(他サイトの方に比べ)感想を沢山は書けませんが。数名の人物が潜入。探偵のキンダイチに憧れてのことだと想定する。

仲の良さはとても伝わってくる。小タイトルにあるので、ネタバレにはならないと思うが彼らは幽霊探偵団。幽霊を探偵するのか、それとも幽霊たちの結成した探偵団なのか、この部分だけでは分らない。(読んでのお楽しみということで)そんな彼らの一人がお化けを怖がる場面もあるので、もし幽霊で結成されていたとしたら、お化けを怖がる幽霊というのはとても面白いなと感じた。

もし人間だとするならば、”キンダイチ”は幽霊探偵。幽霊は怖くないが、お化けは怖いという事になる。これもまた面白いのではないだろうか?一体真実はどこに。(それもまた、読んでのお楽しみである)

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