3/9
桜が咲いていた。
本来なら3/9に桜が咲くことなんて滅多にない。
僕が伝えたかったものを書いてきた。
死にたい瞬間がこれから何度も襲うかもしれないと思うと、ゾッとするよ。
これからどんな人生を送るのか、どんな人になっていくのか。
もし心の底からなりたくない自分になったのなら僕はもう僕を失くそうとする。
もし貴方が本当にこれを読んでいたのなら
貴重な時間を奪って申し訳ないと思うよ。
僕は僕のために書いていたんだと思う。
誰かのために何かをしてきたことなんてきっと一度もないんだろうな。
積み上げたつもりの日々は一瞬で消えていく。
そういう刹那に美しさが宿る。
この言葉が誰かに残ることもないんだ。
僕が死ぬことは決まっているのに、
生きたいと思うことを繰り返しながらこの話はループしていく。
まるで人生みたいだ。
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