続・地方公務員になってみたら、配属されたのは流刑地と呼ばれる音楽ホールでした。【で、BL版】
雪うさこ
交響曲第五番 e moll Op.64
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ロシアが誇る作曲家。始めは父の意志で法律学校に学び、司法省の書記となったが、音楽への愛着を捨てられずに音楽院へ入学した。ロシアの五人組からの影響を受けつつも、ヨーロッパ音楽の伝統を尊重する立場を取り、ロシア民族的なものと西欧的なものとの折衷的作風を守り通した。
チャイコフスキーは主に西ヨーロッパで生活してきた。その彼が放浪生活に区切りをつけ、ロシアに定住した後、久々に取り組んだのが、この交響曲第五番
「あのなかには、なにか嫌なものがあります——」
当初、作曲者本人である彼自身は、この曲を好んでいなかった。しかし、1888年の初演で大好評を博したため、彼は自信を持つようになったと言われている。
楽曲は四楽章からなり、ポーランドの民謡をモチーフにした主旋律が全楽曲に顔を出す。不安げな重々しい主題から始まった曲は、終楽章で、悲哀に打ち勝つ強い気持ちが表現されている。
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