7 混乱

レンヤ達が京都に言っている間、東京では大変な事が起こっていた。


街中に妖怪が現れてパニックになっていた。

ただし妖怪が見れるのは全員ではないようで、それが混乱を招いていたのだ。

妖怪を見たと言えば変人扱いされるのが普通だ。

だが、問題なのは妖怪を見たという人間が多いということなのだ。

無視できないほどにその目撃談は増えている。

レンヤ達は東京から出ていったたった数時間でここまでの被害が出ているのだ。

それによって怪我人も出ているのだ。

本来、人間に危害を与える事のない妖怪が人間を傷つけるような事をするなんて前代未聞な事だ。

なぜ、そんな事が起こっているのか。

しかも、レンヤのいないこんな時に。

だとすると、レンヤがいない隙を狙ってこの騒動を起こしたのかもしれない。

レンヤが東京にいてはそんな事が出来るはずがないのだから。

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