ペットのモグラ

バブみ道日丿宮組

お題:初めてのモグラ 制限時間:15分

ペットのモグラ

 飼育とはともに生きることを示す。

「お姉ちゃん、このこあまり見ないけど、いきてるの?」

 弟がとあるゲージを指差す。

 そのケージにはたくさんの土が入っており、地上部分には枯木なんかがアクセントと置かれてるのと、餌入れ、水入れと言った基本のものがある。

「夜行性だからね。夜遅いと見れるよ。そっか、あれかタイマー撮影してみる?」

「うん。動いてるの見たい!」

 そうでしょうそうでしょうと男との頭を撫でる。

「土じゃなくて、新聞紙にしたりすると、整備が楽になるから考えようだけど、モグラっていえば、やっぱ土の中だよね。新聞紙の中からでてくるのはこっちのことだね」

 視線をハムスターのゲージに移すと、カラカラとハムスターが回し車が動いてた。

「ハムスターも夜行性だよね?」

「多少温度差ぐらいはあるんじゃない。エアコンかかって涼しいから活発になってるとか」

 うーんと唸り声をあげる弟。

「モグラは興味あるから、ぜったいお姉ちゃんに見せてもらうんだ」

「まだこのこはここにきてからまだ時間経ってないからちょっと空気になれさせないといけないから、もうちょっとだけ待ってあげてね。夜出てきたときに見たりするのは大丈夫だよ。あとハムスターと遊んであげるのも大丈夫」

「やったー! お姉ちゃんありがとう。僕もちゃんとお世話するね」

 そういって、男とは母親のところにいった。

 自分もペットにできることがあるってことが嬉しかったみたい。

 ペット自体は私のペットになるけれど、一緒に暮らしてるんだから家族のようなものだよね。

 だから、弟には飼育方法を覚えてもらって、私が対処できないときにはピンチヒッターとして作業を代行してもらおうかな。

「……なんにしても」

 はじめて飼育するこだし、何事も問題なく育ってくれるといいな。

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ペットのモグラ バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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