第19話 ハードル

 催眠術師としてのハードルはいくつかあります。

 ステージが進むともっと違うハードルも出てくるのかな?

 私が思う感じたハードルを話します。


◆実物

 催眠術を目にする機会は滅多にありません。

 流れや空気、被験者と催眠術師を生でみないことには何も始まりません。


 今ではYou Tubeでいつでも検索できますが、私が学び始めた頃は1本数万の教材DVDとか、大人DVDしかありませんでした。

 無料の場合、どの催眠術師も意図的に本当のコツは開示していません。


◆体系的な知識

 どんな系統でも構いません。

 一本筋の通ったを知識を身につけること。


 他の系統と出会ったときに比較検討をし、取り入れるもの省くもの取捨選択ができるからです。

 別に催眠術に限らず、仕事や趣味でも同様だと思います。


 通常、無償で公開するものではないのですが、このエッセイはちょっと書きすぎました。


◆被験者

 まずは被験者を見つけること。

 催眠術は技術ですので、練習しなければ上達しません。

 何人もの人を誘導する!はっきり言って無理ゲーです。


 さらに深トランスまで誘導できる被験者を確保するとなると・・・。


◆魔法への憧れ

 催眠術に慣れてくると催眠術で万能感を持てます。

 自然、被験者に対して一期一会の感覚が薄くなります。


 さらに誘導に慣れ洗練されていくと、だんだんと最初の過程(ラポール~カタレプ)が面倒になっていきます。

 相手が気付かない内に誘導できないかと欲をもっていきます。


 最初が古典催眠なら、現代催眠を修めたくなります。

 ここからは沼です。




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