第14話 プリキュア問題

1コマ目

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 とある朝。リビングでくつろぐA

B「おい、大変だぞ!」

(リビングに入ってくる)

A「どうした?」

B「プリキュアの総放送時間が平均的な日本人の寿命を越えてしまったらしい!」

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2コマ目

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A「なんだって!? ボディ=ワークス社のおかげで日本人の平均寿命が130歳に延びたばかりなのに」

B「プリキュア暦に切り替わってからずっと週五で放送されていたのもあるが、まんだらけ跡地から大量の古代プリキュアのDVDが発掘されたことで一気にプリキュア・タイムが増えたらしい」

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3コマ目

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A「プリキュアが日本神話の新章に定められてから350年、こんなことははじめてだ!」

B「だが、落ち着け。アメリカは50年前にサウスパーク問題を乗り越えているんだ。日本だってどうにか……」

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4コマ目

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A「アメリカにはボディ=ワークス社があるから何とでもなるが――」

B「おい待て! 八時半だぞ!」

A「やった! プリキュア・タイムだ!」

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サウスパーク問題:アメリカではTVアニメ〈サウスパーク〉が聖書の外典と見なされ、大統領が演説するときには必ず〈カートマン〉に誓いをたてるようになっていた。しかし2434年に第1シーズンから第600シーズンまでが発見され、それを全国民が見なければならないという異常事態が起こり、株価が暴落した。これをサウスパーク問題という。

        (ボディ=ワークス社はケン・リュウの小説からもらいました)

                                  おわり

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