第13話 アンドロイドの友達


1コマ目

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

学校の帰り道。

A「うちアンドロイド嫌いやわー」

B「えっ、なに急に。それ、うちの前以外では言わんほうがええよ」

A「えーだって気持ち悪いやん。受け答えがいつも単調で、顔も怖いし」

――――――――――――――—————————―――――――――――――—


2コマ目

――――――――――――――――――――――――――――――――――――—

B「それは不気味の谷ってやつやん。そういうちょっとした印象でアンドロイドを差別したらあかんって先生も言ってたやろ」

A「そうゆってた先生だってアンドロイドやろ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


3コマ目

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

B「え、そうなん?」

A「せやで。笑い方ひとつでわかるやろ」

B「うち、普通の人間はあんたとお母さんしか知らんから違いとかわからんねん」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


4コマ目

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

A「ああ、あんたもアンドロイドやってんか。じゃあクラスのうち以外はみんなそうなんや」

B「何ゆーてん?」

A「うちが人間やってゆってないのにそうやと分かったやろ。それがあかんねん」

B「何ゆーてん?」

A「それもあかんよ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                               何ゆーてん?

                                  おわり

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る