第12話(収益化記念配信前編)
(コメント欄)
米丸一号.遂に今日夜空ちゃんの収益化記念配信だぞ!!
米丸後輩.スパチャ準備しとかないと……
天原推し.今日は凸待ち配信だからな?てぇてえの予感!!
無名のVファン.夜空ちゃん以外にもノエルちゃんやヒメナちゃんも収益化したんだって!
米丸後輩.あぁ、今回の二期生は本当にバズると思うぞ……
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収益化が認定されて一日が経ち僕は今、配信の準備をしていた。今日は収益化が認定された記念の配信をする。どれぐらい、スパチャ(スーパーチャット)が貰えるのだろうか? お金を稼ぐ為にVTuberになってるわけでは無いのだが、やはりお金が貰えるとなると気になってしまう。 小説とかのVTuberは収益化配信で信じられない程スパチャを貰うものなのだ。
僕は配信用のスマホを用意して、配信を開始した。
「友達のみんな!! おっはよう!!
今回は収益化記念凸待ち配信だよ!!」
僕のその言葉で「待ってました」とコメントが届く。
「それじゃ 凸待ち配信をするんだけど、
通話をした人達に聞く話題でなんかいい案は無いかな? 友達の皆!」
僕のその言葉に覆い被さるように、コメントで様々な意見が飛び交った。
「好きなタイプ」
「何色のパンツを履いてるか?」
「キュンとする言葉」
そんな意見が出た中で、僕は選んだ。
「沢山意見ありがとう!! 今回の凸待ち配信では、『好きなタイプ』を聞いていくよ!!」
僕がそう言うと凸マークが画面に出てきた。
そして凸待ちが始まる。僕が凸待ちを始めてすぐに電話が来た。誰からだろう? 僕は
「誰からだろう? 気になるなぁ。」そう言って通話を取った。すると……
「クックック、我は遂に来たぞ!!!」という言葉とともに僕は「そういう事で最初に来てくれたのはノエルちゃんでした!!」と言って配信を進める。
「それじゃ、ノエルちゃんからまずは一言貰うね!」僕のその言葉の後にノエルちゃんは喋り始めた。
「お主ら! 我の同胞である夜空がなんと収益化したのでな、参上したのじゃ!
改めて夜空よ! 収益化おめでとうなのじゃ!!」本当にありがとう……そう思っていると僕はある大切な事を思い出した。
「あ! そういえば聞いてなかった!!
所で皆に聞いてるんだけど、好きなタイプは?」その言葉でノエルちゃんは、話した。
「我のタイプは声が可愛く、人見知りな人じゃろうな。 あっ! 夜空見たいな人がタイプかもしれんの……」ノエルちゃんのその言葉で僕は赤面した。バーチャルじゃなく、リアルで…………
多分嘘だろうが、お世辞でも夜空をタイプって言ってくれて嬉しかった。僕はその気持ちを誰にも気づかれないように言葉を発する。
「それじゃ、ありがとうね!!ノエルちゃん!」そう言って僕は通話を切った。けど切ってから数秒経たずに今度はヒメナちゃんから電話が掛かってきた。通話を始めると、
「頑張ったじゃない! 夜空。」そう言って通話を始める。
「次に来てくれたのは氷華ヒメナちゃんだよ!」
「友達達!! 今日は夜空を祝福するためだけにきたわ!!」その言葉でコメントでは
『てぇてえ』が勃発していた。僕はコメントを見ながらヒメナちゃんに向かって言う。
「まずはヒメナちゃんに一言もらおう!!」
「夜空の友達の皆さん。氷華ヒメナです。
今回は夜空さんを祝福しに来ました。」ヒメナちゃんの言葉でコメント欄は「いつもと違う」というコメントで溢れた。ヒメナちゃんはそのコメントに気づいたのか、
「うるさいわね! ゆきんこ達!! チャンネルが違うのに、いつも見たいにできるわけないでしょ!!」
「まぁ、それは置いといて、ヒメナちゃんに質問です!! 『好きなタイプ』は?」
するとヒメナちゃんは少し間をおいて答えた。
「わ、私のタイプは、冷静沈着な人よ。 そんな人と一緒に居ると安心するの」
「ありがとうね!! それじゃまたね!!」僕はそう言って通話を終了させた。…………
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と言う事で収益化配信前編でした。どうでしたか? 明日は後編でVオフィス一期生が凸待ちに出てきます! この話が面白いと思った人はフォロー、レビューその他諸々してくださったら嬉しいです……
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