第33話 二人


「ここに座ってて。コーヒー持ってくるからちょっと待っててな」


黒シャツに、白のチノパンツ。このリュックサックも通学用に使うものではない。制服でここまで来たとなると、何かと怪しまれるからな。こういうシンプルで目立たない服装で来るのが無難だろう。


神奈川県横浜市内にある国立大学のキャンパス。

理学部数学科の棟の待合室で、オレはある要件を彼らに伝える目的として赴いた。


福島から新幹線やバスの公共交通機関を利用して約2時間。

目的地へ進むにつれて人気がざわつき、都会を感じさせる空気が妙に落ち着きさを持たせていた。高校を卒業して進学する者は大学や専門学校へ。

より大規模の施設で専門の科目を勉強し、他県から来た様々な人と関わっていく。

二十歳になったらお酒やタバコ、車やバイクを運転したりなど高校生ではできないことを経験する。きっと環境の変化に順応できたものは、有意義なキャンパスライフを送るのだろう。

反対に高校生としての自覚が抜けきれないまま大学へと進んだとなると、より難しくなる勉強についてこれず、周りに頼る人がいなくなる孤独感にさいなまれるのではなかろうか。


人に大きな成長変化をもたらすこの施設で、幸福を掴むもの、不幸を掴むものがきっぱりと別れるのではないか。


幸福と不幸は隣り合わせながらも、自分の意志とは無関係に働く。


そのどちらかを掴むのは結局は運なのだと思い込み、やがて幸福を求めて生きていこうと潜在的な意識が働く人間の『本質』にあらがおうとする。

自分の進むべき道が不幸へと繋がると分かっていながらも、歩みを止めないオレはみじめで滑稽こっけいな生き物だと思わざるを得ない。


「なに小難しい顔しとるんだい? やっぱり、高校生が直接大学の教授と対面で話すのは気が引けるのかい?」


須賀真理子すがまりこ教授はテーブルに自分とオレの分のコーヒーカップをおいてから、反対側のソファへとゆっくり座り、白衣のボタンを外した。やや短い青ネクタイと白ワイシャツが露わになる。

足を組み、いたって平常な心持ちで真面目さのある顔ながらも、いたづらっ子の顔と重なる部分がある。


「いえ。そういうわけではありません。この環境になんだか違和感があるような気がして…」


「うちの研究室がなにか変かい? さすがだね。よく気づいたもんだー」


この部屋の違和感、と言っただけでオレの考えやこれから話すべきことを先回りして気づいていたのか。この教授は予想よりも遥かに手なづけるのが難しいかもしれない。あるいは味方にさせること自体こちら側の誤算、オレの判断ミスだったのかもしれない。


勘が鋭い、それに思考回路が整っていて筋道通り素早く考えることができる秀逸しゅういつな人物だ。いずれにせよ国立大学の教授に二十代後半という若さで上り詰めたのだから、頭の良さや専門分野における研究姿勢、思考力は常人より上であるのは分かる。


「オレが言った違和感は…」


「ずばり…ブラックな研究室だっ! ということでしょ」


全く見当違いな回答を得られ、反応に困る。前のめりで自慢げにそう答える彼女からは自信満々さがうかがい知れる。冗談を言っているとは到底思えないし、それを隠す素振りすら見受けられない。


「いえ、そういうわけでは…」


「えっ違うの!? まぁ実際うちの研究室は全学部内で一、二を争うほどのブラック研究室って噂でね。学生さんからの評判はいやぁ~すごいすごい!

今や大学内での推薦入試で入ってくる学生さんは、ほぼゼロ人。ここに嫌々進学した学生さんは、ここで行う研究に対して意欲が全くない人ばかりでね一。


最初から勉強を教えなければならないこっちの身にもなれって話なんだけど。そのおかげでうちがやるべき研究はほとんどできないし、論文発表だったり、学会にもなかなか参加できない苦境に陥っている話さ。いやぁホントまいったなぁー。はっはっは」


「そうなんですか、大変そうですね」


「まだこの話には続きがあってね。こんな苦境に立たされている裏側には『ある組織』が関与しているってうわさだ。今現在私が噂といっているだけで本当かどうか今でも全然分からないんだよ。

ほかの学部の教授にそのことを相談してみても、苦い顔をしてスルーされるだけ。

おかしいと思わないかい? なぜ私だけではなく、ほかの教授らがその噂の真実に気づいているのではないか、という疑問について。


これは目に見えないいじめといっても過言ではない。そう考えた私は思い切って、ここの学生さんに直接聞いてみたり、講義終わりに匿名アンケートとして『須賀研究室はブラック研究室か?〇か×で答えよ。ただし選択した理由も下記に述べよ』って書いた用紙を配って回ったわけさ。その結果、噂の手掛かりをつかんだわけさー。

やはり匿名アンケートを実施した甲斐かいがあったと思わんばかりのものさ。回答してくれたその用紙を読んでいくと「須賀研究室は尋問部屋」「須賀教授は数学と教育の話ばかりをしてはいつもオチがつまらない話をする」「しっかりしてはいるが、どこか抜けている」「頭のねじが吹っ飛んでいる人のお子さんがマジかわいそう」…いやぁどれも散々だった!あっはっは!」


「なるほど…相当嫌われていますね」


一つの話が異常に長いな。これは生徒にウケないだろう。


「そう。そうなんだよねぇ~こんな私が結婚出来て、子供にも恵まれた幸せな家庭を一時は築きあげられたのか不思議でしょうがないのさ。昔から好きなことに夢中になっては知らないところで他人に迷惑をかけてきた。因果応報いんがおうほうというものでね。迷惑をかければかけるほどそれに比例して孤独になっていくんだよ」


『協力者』リストにも須賀真理子の性格や個性、実績、あらゆるプロフィールを熟読してきたが、オレが予想してきた彼女の個性の枠内をあっさりと逸脱いつだつするほどであった。普段からおちゃらけているように見えるが、リストには


[根はまじめであり、謙遜けんそんする態度を捨てない美徳さがある。その上研究熱心であり、学会での論文発表における評価、教育評論家としての高い実績あり]と書いてある。


またこう見えて、世にも名高いフィボナッチ数列の考え方を応用し、環境分野において竜巻や渦潮の観測に大きく貢献してきた実績がある。教育評論家としては[シングルマザーとして論理的に生き抜く術]という本を出版しており、2020年教育ジャンル本において人気ランキング3位という結果を残している。


自虐じぎゃくネタに面白がる性格的な描写が、一切書かれていなかったのは、単に隠してきただけだろうな。


「夢中になることがあるだけ、なんだかうらやましいです。ほかのことが忘れるくらい、時には経験したいと思いますよ」


これは自分の本音なのかはよくわからないが、発言した後にはなぜだか気が軽くなった。


「そうかい。佐渡陸人くんだっけ? あぁ悪いね。人の名前と顔を覚えるのは昔から苦手な方なんだけど…銀髪で死んだ顔しているとこが個性的だから、こちらとしては覚えやすいし、ありがたい。まぁそんなことはどうでもいいけど。君が何か今夢中になってしまうものがあるということは、立場上、危険なことと本能で感じとっているんじゃないかな。


だけど、ひそかに没頭することを望む君には、その願望そのものが薄く平べったいものであり、その願望が成就じょうじゅしてもきっと満足できる状態には決して陥ることはないと思う。それがSSFに属する『別隊』と岡本研究所に関与してしまった君の重責じゅうせきなんだよ」


この人の声はあまり抑揚が感じられず、感情的に訴えかけるところが少ないため、普通に授業を受けるくらいなら眠くなるのが普通だろう。

だが感情的に訴えかけるよりも論理的に現状を正しく認識した、今のような的を射た発言は、オレに刺さるものがある。


「そうですね…なら、お互いに同じ苦境に立たされているオレたちは、いったいどこへ向かっているんでしょうか」


「かぁぁ~!ゔぅんーん…」


左のデスクの下の方から、オヤジ臭い声が聞こえた。

あくびをしながらも、その声の発生源の中年男性が、のそのそとこちらに近づいてくる。


「んんぅ~何も進んでいねーんじゃねーか? ふわぁ~」


「びっくりしたー。ちょっと、あんたなんでそんなとこで寝てるんだよ。ってかどうしてここにいるわけ?」


「須賀教授、やっぱり気づいていなかったんですね。最初からあのデスクの下で寝ていましたよ」


オレがこの待合室に入ってきた時から、左側にある事務用デスクの下に、今の時期で厚いこげ茶色のコートを羽織っており、足はサンダルを身につけるという独特なファッションスタイルの中年のおじさんが、うずくまったまま寝ていたのだ。


起き上がったこの男の顔を見てすぐにピンとくる。


眠そうな目にアホ毛、やや伸びたまま放置されたひげくわえたばこ、巻かずに肩に垂れ流した赤マフラーはリスト写真通り、この男が沖谷原おきやげん教授。


「あぁ?あーおはようさん。おまえんとこ、やっぱ人いねぇし寝やすいんだわ」


「だからといってデスクの下で眠るバカはいないだろー。まったく」


ややあきれ顔をしているが、注意する上で彼女の感情があまり伝わってこない。


「お前はなかなか怒んねぇからよ。こうして俺は穏やかに寝れるってわけよ。サンキューな」


「めんどい奴だなぁ、あんたは。あっそうそう。不潔ふけつで頼りないこのボサ男が、うちの幼馴染みで腐れ縁の沖谷原。うちと同じ大学の教授でね、人文なんちゃら学部の心理学専攻の普通のおっさんさ」


「人文社会科学部だ。ばか」


「初めまして。佐渡陸人といいます」


180後半の長身の彼へ、顔をやや上に上げて挨拶する。


「…あぁ、電話でもお前さんの声を聴いた限り、ひとまず俺の予想通りの人間でよかったわ。よろしくな」


須賀教授から目線をオレに向け、互いに軽く自己紹介しあった。


「沖谷教授。さっきオレらが同じ苦境に立たされている中でこの先どうなるかについて、の答えなんですけど『何も進んでいない』ってどういうことかを……」


口に咥えたタバコを手持ちのポケット灰皿に捨てて、新しいタバコに変え、沖谷教授は煙を吐きながら天井を見上げた。


「どうもこうもねぇよ。お前さんたちの部隊に一ミリでも嫌なことがあれば、その原因をすぐさま突き止めて諸悪しょあくの根源を断ち切るまでネチネチとストーカー、挙句の果てには始末。その『協力者』であるオレらやお前さんのような『別隊』の隊員でも危険をおかす立場は似ている。


要は上の者に逆らえないってことよ。上の者が変わらない限り、下の者はあらがおうとしても、権力という大きなものに屈するものが大半だ。互いに干渉かんしょうせず、じっとしているのが一番安心ってことよ。ま、だからこそオレらは進まねぇんだって結論を導き出したんだが…」


「……」


「いかにも安直すぎる答えを言うなって顔をしているな」


「表情にこそ出していないのですが、そうですね。短絡すぎる考えで少々落胆しました」


「ほおぉ、ならお前さんが考えていることを教えて…」


「と、言って…沖谷教授が突き止めたい『答え』を誰かが知っているのかもしれない。そういう希望を抱いているのは最初から分かっていますよ。会話に参入するタイミングも絶妙でしたし、オレがあの疑問を提示して、あなたは無視するはずがない」


ニヤリと須賀教授が笑い、机に置かれたコーヒーを一口飲む。


「こりゃ原ちゃん一本取られたね」


原ちゃんと呼ぶ須賀教授に意外性を感じられたが、幼馴染とはこういう関係なのだと少しわかった気がする。


「あぁ。だがまだ及第点には達していねぇな。俺はさっきそこで寝ているふりをしていたが、いつ起きたのかも分からなければ、俺の考える『偽の答え』についても「安直」と答えるだけ。はったりをかましている可能性が高いな。

真理子の「一本取られた」の失言でわかったと思うが、こいつは俺が寝ていたことは最初から分かっているし、俺の予定して作り上げた『問題』に付き合ってくれた。その意味に気づかなければ…」


話している途中申し訳ないが、こちらとて相手の、その『問題』という遊びに付き合っている暇はない。早々に彼が求めるその『答え』に限りなく近いものを提示し、本題に入らなければ。


「その『問題』の意味はあなたたちの『協力者』に適任かどうか。メリットとデメリットのバランスが適切かどうか。互いに干渉しあわないことの人間性の確認。オレをここへ招き入れたとなると、協力を申し込まれることは分かっていたはずです。あなたたちのような『協力者』に本部のメンバーが接触を図る理由はそんな感じですからね。自分たちが危険を冒すに値するかどうかの判断は早めにすべきですし」


互いに適切な友好を結べるかどうかを調べること。そう言えば百点だったかもな。


「原ちゃん…」


何か困った顔を浮かべる須賀教授は沖谷教授に目で助けを訴える。


「…それで?『答え』について話してもらおうか」


沖谷教授はそう言ってオレの返答を待つ。


即席で考えたものだが、ある程度効力のある材料を開示するか。


「『問題』に対する『答え』はこの場合二つありますね。

一つ目は極限まで考えること。この先どうなるかはっきりとは見えませんが、無限に予想し、考えることはできます。なら起こりえる未来に対して手段を問わず極限まで考えることが必要だということ。

国家機密に触れる者同士の関係の在り方はそこにあります。常に不規則に流動する社会の流れに応じた柔軟な考え、極限まで考えたものをお互い共有しあい、尊重しあい、守秘義務を遵守じゅんしゅする。秘密を確実に秘密のまま最後まで貫き通す覚悟がここに示されています」


「……二つ目の『答え』は?」


ただ真剣に二人はオレの話を聞くことに集中している。


「二つ目は解なし。一番最初に解は二つあると言いましたが矛盾していますよね。

これが『答え』です。人が予想できる解は無限にして未知です。今まで得た情報が本当に正しいことなのか誰も証明できませんし、現象として確かな再現性があったとしても地球以外であればその再現性はゼロになりうる。もしくは人間が考えることはすべて無駄だということもあり得ます。

簡単な例としては『常識と非常識の区別が全く分からないこと』

学校で教えられた勉強の内容がどこまで本当か、どこまで噓か、その線引きが不明な点。誤字脱字を除いて教科書の内容が訂正される場合、著者の説明が不足していたり、確実な実験結果ではなく、大半は近似した内容を載せています。


これらのことが遥か昔から、ミスとして代々蓄積されていることはもうお分かりでしょう。しかし、その真実と近似した研究結果が生かされ、今のように生活水準は格段に上がってきていることは明白ですが、今に至るまでそのミスを皆気にせず生きています。


これはオレとあなたたちが仮に協力関係になったとして、果たして本当に協力関係といえるのか、片方が本当に裏切らないと確信できるのか、お互いに疑いをもつことが必要になっていることを示しますね」


『問題』に対する『答え』は、要約して無限とゼロを指し示すもの。SSF本部のメンバーの大半が行き着くであろう現実主義的な考え方だ。


「おぉ…」


ここにきて須賀教授の機嫌が初めて良くなったのを見る。

一方、沖谷教授は、オレの話を聞いた後、無言で待合室から退出した。そして数分ほどで戻り、一枚の紙を持ってきた。


「真理子、印鑑持って来い。シャチハタじゃないやつだ」


「はいはい、研究室からもってくるわー」


その紙は契約書。オレと彼らの友好を結ぶ上で必要な紙を予め用意していたとは驚きだった。


紙媒体なら互いの規約を不正に改竄かいざんすることもできないし、データとしてパソコンに残すと簡単にデータを奪われかねない。データをUSBに残す手はあるが、やはり手元に残りやすく、安全面を考慮すれば紙媒体が妥当だとうなのだろう。


須賀教授が座っているソファの隣に沖谷教授が腰を下ろし、契約書にサインしているオレに向けて話を進める。


「ちなみにこの紙はお前さんと同じ『別隊』のやつが上層部に内密で作り上げたものだ。『別隊』と『協力者』間の契約書。要は上の者に反抗するための力を密かに蓄える目的で作られたものだろうよ」


「その紙はいったい誰が作ったのでしょうか」


「それは分からん。契約内容とか年々変わってるし、代々受け継がれてきたもんじゃねぇの?『別隊』は比較的最近できた組織だし、今在籍しているメンバーの誰かが書いたものだろうな」


「そうですか。なら、その紙はいったいどこで入手したのですか?」


「それは答えられん。俺らも命が欲しいからな。わかってくれ」


「すみません。野暮なこと聞いて」



___ズッ ズッ



静かなこの空間に、契約書にオレの筆跡を残したボールペンの音だけが響く。


お互い干渉し合わない。そんな内容の規約を見て心なしかわびしさが残る。


「やはりお前さんは、まだ満足していねぇな」


そんな静けさを断ち切るようにして沖谷教授が口を開いた。


「常に『疑問』に拘束され続けてやがる。お前さんの答えは問題に対する『特殊解』に位置するだろうな。数学は然程得意じゃねぇし、真理子のやつから少し聞きかじった程度だが『一般解』にとことん執着し、真理を求めることを放棄した人間がこの世の大半を占める。


だが一方、真理を求め続け『一般解』を基に、あるいは切り捨てた『特殊解』や『ゼロ』を見出すお前さんたちはごく僅かだ。

そんなわずかな希望を見出したい気持ちが、俺らが求める『協力者』だってわけだ。知ってると思うが、俺の『問題』に答えてくれたのはいいものの、採点基準は不明だ。ふっ、問題を作っておきながら採点しないとは教育者としてどうかしてるよなぁ」


面白半分に須賀教授みたいな自虐的な笑みをこぼす。


「どうぞ」


書き終わった契約書を須賀教授に渡し、協力関係がこれで締結ていけつした。


「ま、あなたは合格ってことだね!佐渡陸人くん」


「これからよろしくお願いします」


改竄を防ぐため、須賀教授が急いで刷ってきてくれた契約書のコピーを受け取り、帰宅する準備を整える。




過酷な運命をたどるもの同士、協力し合って生きていく。

共存、共生は人の行動理念の根底に位置する。


そして、今日互いに協力関係を結んだオレらは確実に前へ進んでいける一歩を踏み出したに違いない。違う形だが同じ希望にすがるものが増えると、孤独にさいなまれた心に安寧あんねいが生まれた気がする。


オレを縛り続ける三つの『命題』は本当の意味で、彼らのような『協力者』と共に『答え』を見つけていくのかもしれない。



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