第7話 マイケル・ブラッド

 千重は社交の会場で晴人と話している。千重にとって楽しい時間である。二人は付き合っている。そこへ社交の会場がざわざわとし始める。どうやら、千重と晴人も知っているマイケル・ブラッドが会場に到着したようだ。その人物はわかりやすく言えば、お金持ちの中でも超がつくお金持ちなのだ。


「オー! 千重、晴人、久しぶり!」


 マイケルは二人に笑顔で挨拶をする。


 千重と晴人も笑顔だ。


 しかし、千重はアプリのマイケルのことを思い出していた。まさか、マイケルってこのマイケルのこと? 千重はドキッとなる。いやいや、まさかね? そう千重は考えていた。

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