第4話愛人
お母さんに彼氏が出来た。
本当にどうでもいいけどね。何故かパパと呼べと。断わったら、殴られるしどうでもいいので、パパと呼んだ。
弟は多分1回も名前を呼んでないと思う。
イジメが始まった。ジャイアンみたいな男の子に、蹴られたり。
謎のお菓子を食べせられたり。
なんか、あの頃は生きている感覚は無かった
良く、可愛そう
大変ね
と声をかけてくる宗教の人。
私は可哀想じゃない。
これが日常
人それぞれ
ネグレクトなので、小学校に行った時に、名前も分からなければ、ひらがなが書けなかった。さすがに恥ずかしかった。
放課後、先生が教えてくれて不思議な事に1日で覚えた。
私にとって、文字というのは先生との思い出
その時に先生から、本を1冊もらった
星の王子さま。
バラが友達で、色々な人に出会う話し。
ずっと狭い世界にいたけど、広い世界に出て価値観が変わる話し。
今は娘にあげて、読んで無いけど岩波書店の星の王子様が好き。
現実は、親が愛人をして夜の仕事をして、近所のオトナからは汚い存在として、扱われていた。塩をかけられたり、水をかけられたり
最初は、腹が立つ。
だけど、何故か分からないけど哀れだなと。
私はいい人では無いが、人に期待するのは無くなり、親とも顔を合わせるのが嫌で。
仲良くなった友達と週の半分は遊んで、半分は図書館に行った。
1人で図書館の辞書を引きながら、黙々と読むのが大好きで、冒険物や、占い、伝記もの。
難しいその時の私にとっては。
6年通いました。
途中で、一緒に行ってもいいと思える友達に出会えて、けして孤独じゃなかった、
遊ぶ友達もいて、本仲間もいて。
マイペースなほうなので、友達と服を見たりするのも楽しかった。
やけに、ソフトクリームが美味しかったのを
覚えている。
ただ
惨めだったのは
靴は穴が2箇所出来るまで買って貰えない。
おもちゃを買って貰えない。
ファミコンは買ってもらっても、興味無いし基本小学1年から、8時になる迄は家に帰らなかった。母が気持ち悪くて。
そうなった理由は、髪の毛がボサボサでどうしていいか、分からず寝ている母に髪の毛を結んでとお願いしたら、顔をはたかれた事。
その時に、いらないな。
って思った。シャンプーして髪を乾かして学校に言った。
友達も直ぐに出来たし、私は学校は時間に縛られて嫌いだが、家は地獄。
簡単に言えば、親の彼氏との営みの声が聞こえる。うるさい。気持ち悪い。
これに、尽きる。
後暑くて嫌だった。
母の部屋にはエアコンがあって、暑くて部屋に入りたくても、鍵が閉まっている。
私は暑いのが嫌いだし、虫が嫌い。
ちっとも落ち着かないと、本を読む。
そして、寝落ち。
毎日遅刻していたような気がする
楽しみは飼育委員会で、兎と鶏のお世話をする事。
いつも、ボロボロの服
将来は可愛い服が着たいな。
小さな夢
私達親子は希薄だと思う。
月に1回家族で食べに行っていたが、会話が続いた事はないし。
互いに無関心。
本中毒も変わらないまま、中学生になった。お弁当は、毎日自分で作った。
母曰く、誰のおかげでお弁当作れると思ってる?私が材料いれてるからや
そういう人
嫌いな食べ物を発見すると、1週間食卓に並ぶ
口が痒くなるから、食べれないのに
まー、中学からは家に帰るのは12時位になりました。本の話をしたり、恋バナしたり。
その時に悪いこともしました。ミジンコレベルですが。
母は、その友人が気に入らなかったんだとおもいます。
だけど、そんなの私の自由。
そして、不倫お母さんに茶飲み友達でも作ればと言ったら、半年後に再婚。
幕末志士の、部下の部下の部下の血筋らしくてそれが自慢の、執念深い人
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