第22話 2人の朝
同棲騒動がひと段落して、2人で必要な日用品も買い足して、夜はまさかのクイーンサイズベッドで2人で寝たのだった(寝る前にエロ可愛い妻に夜這いをかけられて燃え上がってしまったから寝るのが遅くなったけど……)
今日でゴールデンウィークも終わりだが、まだまだ必要な日用品が必要なので、今日もショッピングモールに出掛ける予定だ。
「それにしても美玖の寝顔は可愛いなー。」
俺は美玖より先に目が覚めたので、美玖の可愛い寝顔を眺めながら頭を優しく撫でていた。
「今日は日用品を買いに行かないといけないなー。掃除用品とか必要だもんな。……後は夜に使うゴムも必要か……。」
昨日の夜に燃え上がってしまった俺たちは一箱使い切ったあげく、そのままヤッてしまうという暴走をしてしまったのだ。
いくら美玖がピルを飲んでいたとはいえ、マズイだろ……。これからは気をつけよう。
「んんっ……あっ、猛だ〜。おはよう〜。」
美玖が目覚めたようだ。
「ああ、おはよう美玖。」
美玖は最初寝ぼけていたが、完全に目が覚めたら布団の中に顔を隠してしまった。
「急にどうした?」
俺が不思議になっていると布団から顔半分を出してきた。可愛い。
「……だって、寝起きの顔見られるの恥ずかしいんだもん///」
どうやら寝起きの顔を見られるのが恥ずかしくなって隠れてしまったらしい。
「美玖の寝顔は可愛いし、寝起きの美玖も可愛いから好きだよ。」
「あうっ///嬉しいけど、恥ずかしいからダメ!見ないで〜///」
同棲生活をするとこんな可愛い美玖が見れることになるならもっと早めでも良かったと思うけど、この歳から同棲生活してる俺たちはかなり早いんだよな。
「これからは毎日美玖の寝顔も寝起きも俺に堪能されちゃうんだから、諦めて可愛い顔を見せろー!!」
俺は美玖から布団を剥ぎ取った。昨日の夜事後処理をした後そのまま寝たから、俺と美玖は裸のままだ。綺麗な美玖の裸が朝から見れるとか同棲最高かよ!!
「ああっ!!うう〜、猛のバカ〜///」
「いや、顔を隠すのかい!!」
美玖は顔を両手で隠した。他の部分は丸見えなんですが……。
「はーい、観念しようねー。」
俺は美玖の両手を取って無理矢理どかして、美玖の唇にキスをした。
「んっ、んんっ……猛のバカ❤️」
「可愛い美玖の顔を見たいからな。恥ずかしがってる美玖も可愛いよ。」
「もう……ホントに恥ずかしかったんだからね?でも、猛に力で無理矢理に意地悪されちゃうのはドキドキしちゃった。」
美玖が潤んだ瞳で俺を上目遣いで覗き込んだ。
まだ恥ずかしさが残っているらしく、顔は耳まで真っ赤になっている。
美玖が目を閉じた。俺はキスをして、美玖と一緒に迎える朝を幸せに感じた。
「……ホントはシて欲しいけど、ゴムも無いから我慢するね。このままだと私が止まらなくなって1日中猛を求めちゃいそうだもん。今日はお買い物に行かないとだもんね!!」
「流石に昨日みたいに勢いでヤるのはマズイしな。まずはシャワーを浴びてサッパリしてから、朝飯にするか。」
「ふふっ、昨日は私から誘っちゃったけど、あの時の猛凄かったよ?いつもよりも沢山私を求めてくれて嬉しかったな〜❤️」
「美玖からそのままで良いって言われて暴走してしまいました。」
俺は正座をして美玖に向き直った。美玖から言われたとはいえ、理性を保てずに暴走した自分を殴ってやりたい。
責任は取るつもりだから後悔はしてないんだけど、学生の身分としては反省しなければならない。
「ううん、私も嬉しかったから大丈夫だよ。猛の気持ちが直に伝わってくる感じがして、すごく良かった。ほらほら、いつまでも正座してないでシャワー浴びにいこっ!!」
美玖は自分のお腹に手を当てて優しくさすっていた。美玖が幸せなら俺も笑顔になれるから気をつけないといけないけど、美玖にまたお願いされたら繰り返す自信がある!!
美玖が俺の手を取って立ち上がった。俺も一緒に立ち上がってお風呂場に仲良く歩いていった。
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