鰐の飯屋
スーツ姿の人が行き交う東京駅の地下通路
ひっそりと佇む汚れた飯屋で、年老いた鰐の店主が
シワの奥の瞳を動かして、人の往来を眺めている
鰐は、その割には平面的な顔をしていた
ずっと探してきた生ぬるい空気が心地よかった
俺はこの飯屋に入って、少し休憩するかもしれない
印章 @marumochi1984
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。印章の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます