第2話  これからのこと

玄関前で軽く挨拶を交わした俺たちは、玄関からリビングへと移動し、これからの生活についての話をしていた。

「初めまして。凛花さん。えっと、その、話すのも初めてだし、いろいろ聞きづらいかもしれないけど、何かわからないことがあったら聞いてください。」

はぁ。なんでこんなに緊張してんだろう。いくら、葵以外の女子と普段全然しゃべらないからと言ってこれはヤバくね?このままでやっていけんのかな~。そんなことを考えていると、

「ありがとうございます、先輩。その、もしよければこれ、どうぞ。お姉ちゃんに

先輩はミカンが好きだと聞いたので買ってきました。あと先輩。その、私を呼ぶときは呼び捨てで構いません。」

そう言って彼女は俺に紙袋を渡してきた。その紙袋を覗くとミカンのミカンのクッキー、ミカンジュースなどがたくさん入っていた。

「凛花。ありがとう。こんなにたくさん買ってきてくれて。すごく、嬉しいよ。これからよろしくね。」

俺がそう言うと、彼女はひまわりのような笑顔を浮かべて

「こちらこそ、よろしくお願いします。先輩。」

といった。

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