第6話 宇宙人

「ボスはどこだあっ!!」

「ギャァァァ!!」

しずかが未知の宇宙人達を次々とり倒していく。

「お前…!もう少し慎重に行動しろよ、毒とか持ってたらどうすんだ」

「そんなもん効くかぁぁ!」

「あいつ本当に女子高生かよ……」

宇宙人達をなぎ倒し、大きな扉を蹴破けやぶった。

扉の先は広間となっていて、広間の中央に宇宙人が一人だけ立っていた。

「貴様ら何者だ…!」

「地球人だ!お前らが家畜やら食料やら奪っていくから成敗しにきてやったぜ!」

おろかな…死ぬがよい!」

宇宙人の両手から、電気の様なエネルギーが発せられた。

そのエネルギーは、しずかを襲った。

「ぎゃあああ!!」

「し…しずかぁ!!」

「ふ〜……!髪の毛が無ければ即死だった」

「アフロになってる!?」

何事も無かったかのように、しずかは宇宙人にり込む。

「JKの髪の毛こんなにしやがって!ただて済むと思うなよ!」

「ジェーケー?地球人の戦士か!」

ただの地球人なのにも関わらず、宇宙人と互角に戦う事が出来るしずかに対して、正幸まさゆきは何度も首をかしげた。

「やるなっ!ならば、もう一発!」

宇宙人は先ほどと同じ攻撃を放った。

「JKに同じ技が通用するか!」

攻撃をかわし、宇宙人の頭目掛けて回しりを放った。

「ぐおぉぉぉぉ!!」

宇宙人は倒れた。

「よっしゃあ!!」

「見事だ…地球の戦士よ…。私の完敗だ……」

宇宙人は気を失った。

それと同時だった。

『自爆装置作動。五分後に自爆します』

自爆を知らせる警報が鳴ったのは。

「うわー!お決まりのやつ!」

「安心しろ!脱出の準備は出来ている!」

「なら早く脱出しよう!」

「ただし私の服がなんやかんやあって破れて、全裸になっちまうけどいいのか?」

「!?」

「そうするとお前は、私に裸になる事を強要したゲス野郎になるけどいいのか!?」

「いいよ!やってくれ!」

「や〜ん!正幸まさゆきくんのエッチ!」

「さっさとやれ!」

ハリセンでしずかの頭を叩いた。

「痛え!セクハラ野郎と思ったらDV野郎かよ!見損なったぞ!」

「そんな事言ってる場合か!時間がねぇ!」

宇宙船は爆発した。


「あれ……生きてる?」

間一髪、二人は脱出に間に合った。

「どこだここ?」

「地球だろ。ほら、お前んちあるじゃん」

「っていうかお前…別に服破れてねぇだろ。さっきの話は何だったんだよ!」

形状記憶繊維けいじょうきおくせんいを使ってるからな」

「再生するのは意味分かんねぇよ!」

「ま、お互い助かったしいいだろ。という訳でおつかれ〜」

「おっ…おい!」

不思議な出来事。不可解な存在の静に翻弄ほんろうされ、正幸まさゆきにとってもっとも疲れた一日となった。





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