宮殿で

僕とサフランが出会ったのは砂漠の宮殿だ。

古代の神殿の遺跡なんかもあって考古学者が血眼になって探すだろう。

「キネ・ロダト、お前は籠の鳥だ」

サフランは砂漠の姫だ。

籠の鳥?それはどういう意味だろう?

「お前は気づかないかもしれないが…私はお前のことが好きだ」

僕は返答に窮する。

サフラン、君は僕をどうしたいんだ?




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