第16話 略奪愛
「あーOUT」
多分彼女は排卵日を知って
篤志を手にいれるつもりだ
だって子供を産むって言ってた。
自信がなければ言えない。
篤志の事だ若いプルンプルンした
体を見たら発情期真っ最中の
彼の身体はモウゥーWww
たまらん♥️だろう。
穂乃香にさえあんなだからだ
若いピッチピチの体を見せつけられたら我慢も崩壊するに違い無い‼️。
それに彼女は
篤志が情深い事を知ってる
妊娠覚悟のホテル連れ込み
ホテルなんて何件もある
先制布告されても
篤志を探せ無いじゃん。‼
酔わされて潰されるなんて
篤志も何やってんの‼💢
略奪宣言されても穂乃香には為す
術も無い、志穂を寝かせて外に出る
何て、おんぶしてもこの寒さの中
連れ出すなんて出来るわけもない。
穂乃香は1人モンモンとしながら
夜を明かす、想像は膨らみ
やるせなさと悔しさと切なさで
泣くに泣けない!
「U~飲み過ぎた~‼」
気が付くと白い壁
見晴らしのいい窓際
そして俺はベッドの中
見慣れたバックとコート
これ・・・
あれ?
これってミナミのじゃん?
俺は自分の服を見る。
上は、はだけてるが
下はまだキチンと履いている。
オパンツも大丈夫
ホッ
時代は変わったな‼
男が連れ込まれヤられる時代か?
やべえやべえ
「ミナミ、ミナミ」
声をかけながらミナミを探した。
すると浴室から話声がする。
きっとスピーカにして電話して
いるんだろう。
「そ━━━━なの優里亜
幾多さん捕まえた。
実は私今日は、排卵日なの!
朝まで頑張るわよ!
お酒?だいぶ抜けて来たよ
今日、関係持てば間違いなく
妊娠するかも知んない。
キャー💕︎💕晴れて新妻よ
それに彼、自宅は資産家らしいの!
こんな美味しい人材ほって置く手は
無いよねえ~
え‼まだヤって無いよ、今からよ
今から‼
言われなくても頑張るし‼
彼はグ━━━━━スリ眠ってる‼
佳奈より先手必勝よ~
あんな佳奈に
負ける気しないしアハハハハ
前のスタイル抜群な佳奈なら
油断ならないけどあんなに
まるんまるんしてたら負ける
気ナイワ
ま・か・せ・ろ‼、彼を満足させて
ゴールインヨ‼」
ウヒャヒャヒャ
あの酔っ払っていたのは演技か?
ミナミは酒には強かった。
穂乃香は、まんまと騙され
ていた。
ゾッ
そんな会話を楽しげに話す
ミナミは・・・可成のヤバ子
淑やかさや気品なんてゼロ
俺は足音を忍ばせて
後ろを見てはヒヤヒヤ
とにかくバレないようにヒヤヒヤ
パタンとドアを閉めたあとは
ホテルを猛ダッシュで飛び出した!
あんな妊娠計画を聞けば
ガクブル
酔いも直ぐ覚めた
俺の一大事
あ‼
思いついたように
あと帰りフロントで
チェックインの時間を
見せて貰うと今から30分前だった!
仕事柄仮眠には慣れてる
大概15分
酒を飲んでても15分寝ればOK
俺は支配人を呼び出し
証人になってもらった。
ホテルには30分しか滞在して
居ない。
俺の息子が無事だった事は
まさに奇跡、よくぞ
目が覚めた、自分で自分を
褒めちぎりたい。
これは穂乃香にしか使わない!
あんな腹黒に使ったりするか‼
大事な大事なDNA
ご先祖さまから受け継いたモノ‼
ばら蒔いたりするか‼
江戸時代の将軍様じゃねーから‼
オレ、自慢していい程、一庶民
それに俺が資産家?
何処から出た噂かよ、
真っ赤っか過ぎる嘘‼
実家は飛行機で行く距離で農業だ
米と野菜を作ってる。
確かに土地は可也あるが
兄貴に任せて俺は遺産放棄する‼
篤志は飲みに行く前に
通り町で買った可愛いクマの
ぬいぐるみとクリスマスケーキ
を、篤志の車に入れて置いた、
会社に帰り車から取り出す。
気温は下がってマイナス5度
クリスマスケーキの箱は
ヒンヤリしていた。
「オー大丈夫」
これを持って穂乃香と志穂の待つ
マンションへと来たタクシーに
乗リ込み帰る。
やっとクリスマス商戦も終る
又志穂と遊べる
そんな嬉しさに浮かれてる‼
暫くすると携帯にミナミから
鬼電が
ワンサカワンサカ
「あれ?ミナミど━━━した?」
俺は面(つら)トボケで逃げる💨
「ひど━━━い
私を置いて帰って
マンション何処ですか
今からぁ行きます。」
「ん?置いて帰った?
ミナミを何処に?」
「・・・💦え‼」
「俺サ、酒飲んで酔っ払って
気が着いたらベッドにいたんだよ
やべえ!
家とホテル間違えて
入っちゃってサ、ヤバイだろ」
「え?💦あれ?ん?は?
そ、そうですね。」
ミナミはしどろもどろ💦
「だから慌てて出てきた。
な‼ やべえよな‼」
アハハハハꉂꉂアハハハアハハハ
「・・・」
「で、俺はミナミを何処に
おいてきたんだ?」
「え?い・・え
あアハハハハ・・ハハ
私の、勘違いでしたアハハハハ
私も酔っ払ってました!
すみません。」
(-ε´-チッ!失敗‼
「で、なんか用事?」
篤志は何でも無いように問い掛ける
「あ、ああ大丈夫です💦」
そう言うとミナミは電話を切った。
「ふう」
篤志は深い溜息をついて
ヤレヤレ!ストーカーかよ‼
携帯・・・を見ると
「あれ?
穂乃香に電話した・・っけか?」
スクロールしなくても発信の
所に穂乃香とある。
「酔っ払ってかけたかも」
なんかそんな気もしていた。
マンションについてサンタさんは
コッソリ侵入
テーブルの上には
使った後のティッシュの山
「ん?雪の演出?」
暗闇の中ゴソゴソしてると
パッ
振り向いて街のあかりに薄暗く
白い人影を発見‼
人影はボフッと佇み
じっとこっちをみている。
暗闇に浮かぶ悲しげな雰囲気
ウッウッウッ ウッウッウッ ウッウッウッ
微かに染み入る泣き声
( ꒪Д꒪)ヤバ…
篤志は腰を抜かして這い蹲る
すると微かに立ち尽くす
彼女の顔がニヤリと笑った・・
「ウワ━━━━アァァァ」
篤志の悲鳴が合図の様に
篤志めがけて
白いティッシュが丸まって
ゴンガン ゴンガン飛んで来た
ヒェッフエッ ヒェッ
篤志はマトモにティッシュ⚾ボール
を顔面にくらいながら
「よせ、よせ、何すんイテイテイテ」
よく見るとティッシュ⚾ボール
は固く固く固く絞った新聞紙を
真中にそのボールの回りをティッシュで
包んだだけの危ない⚠️凶器に
なって飛んでくる。
「やめやめやめーてぇ」
手で顔を庇いながら篤志は叫ぶ
目を凝らしてみると
ダンボールの箱の中には
マダマダたくさんのボールが・・
初めは片手で投げてきたのに
今は、両手使って投げてくる。
((((;;OдO;lll))))
しかも、遠くにいたはずなのに
至近距離で
バシバシバシバシ
「このぉー裏切り者‼
出てけ、出てけ」
「まてまて!待てーって!」
振り乱して飛びかかって来る
穂乃香の手を握り抱きしめた
「落ち着け」
パッと部屋の電気をつけると
部屋はグチャグチャ
「何やってんの‼💦」
篤志は穂乃香が暴れた後の
シッチャカメツチャカな部屋を
見て唖然
何時も綺麗に整理整頓された
部屋はどこいった?
(´유ω유`)ヒドイ…
「だっ、だから篤志とは
付き合わないって言ったのに
手篭めにして迄迫った
癖にぃ━━━━━━━━━浮気かよ!!」
ビエェェェン
篤志は暴れる穂乃香を抱きしめて
👂元で
「セーフ!!犯されそうだったケド
逃げてキタアハハハビックリ‼️したよ!!
俺を犯すなんて100年早いつーの!!」
少し落ち着いた穂乃香に篤志は
さっきの携帯のラインのやり取り
を見せた!
「え?」
穂乃香もさっきのミナミとの電話の
内容を教えてあげた。
「ホレ、篤志、なんか言う事は?」
「プッ∵ゞ ブハッ!!」
篤志は大笑い‼
アイツ何やってんの!!
ベッドに眠る篤志の横にいる
ミナミはまだ服を来ている
篤志は事の説明をして
証人ならいると言った。
「・・wホント?」
穂乃香は篤志のシャッをクンクン
やっぱり香水の微かな
匂いがした。
篤志は穂乃香の行動を気にして
「穂乃香ゴミ袋‼」
「えっ?又捨てるの‼
コレも上等じゃない。」
篤志はニッコリ笑うと
「俺が嫌なんだ‼
穂乃香のせいじゃない!」
そう言うと篤志は、台所の棚から
ゴミ袋を引き出してパパパ
と投げ込んだ。
「はい、はい、終わり
俺は浮気してないし
DNAはバラまいてない!!
信じろ!
穂乃香以外には使わない
キリッ✧」
「ん?何を使わなかったの?」
「⸝⸝⸝•́ω•̀⸝⸝⸝え?💦
それ、聞く‼」
「なに?」
と不思議な顔で聞いてくる穂乃香に
篤志は、その質問に答える様に
腰をぷいぷいっと突き出した
「Σ ̄ロ ̄lllゲッ!!」
「あ、ああ💦それは使っちゃ
駄目だよ
共用出来ないタチなんだから」
穂乃香はマダマダ聞きたい事が
山積み‼
とにかく香水クッサい
篤志を風呂に追い込んで
電話に出なかった事
ライン、メールを無視したこと
志穂と穂乃香に会いに
来なかった事
「いっちょづつ
説明してもらお━━━━━━か‼」
と手ぐすね引いて
待っておった。
穂乃香がこんなに強気に出た
理由は・・💦来ない‼
月のものが来ない!
まだ分からない
生理不順って事も無い事は
無い‼
前も2ヶ月来なくて
篤志とも関係してない頃
病院で月経不順と言われた。
ホルモン注射をしたら
一週間したら来た‼
そんな経験もある。
だからまだ篤志には相談出来ない。
ちゃんと彼女との関係
納得させて
もらうど━━━━━━━おぉぉか‼
ムキー!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます