白紙の明日

「健康な女の子ですよ」

 そう教えてもらって私は意識を手放した。

 次に目を覚ました時、私が見たものは人目をはばからずに嬉し泣きする夫と、両親。

 私の祖母と祖父。

 そして、小さな小さな赤ん坊。

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