よくある悪役令嬢ものとは違い、恋ではなく領地運営を頑張るお嬢様のお話。
しかも、転生だったり成り上がり物だったりとは違い、生粋のお嬢様が行う領地運営ものである。
主人公のエリージェは身内以外には冷淡で傲慢な貴族主義者である。
本来であれば、物語の敵役で出てきてもおかしくはない女性だ。
だが、領地や家を守ろうとする真摯な思いは本物で、何故だか応援したくなる。
そういった意味で、この作品は悪役令嬢ものといえるのかもしれない。
今後はどうなっていくのだろうか?
王子とかの関係も気になるところだけど、最終的にはこの女の子には幸せになって欲しい。
そんな風に願ってしまう、不思議な魅力のある作品である。