低気圧

年を追う毎 少しずつ足を速める四季に

急かされるような感覚


桜が散り 紫陽花を雨露が濡らし

朝顔が咲き 枯れ葉が舞い

積雪の下で息づく生命


一巡りをまた数えて


立ち止まる事が出来ない日常に立っていた


別れ道に迷い 空を仰ぐ


そんな時あの頃なら


君が手を引いてくれた 背中を押してくれた


良くも悪くも 僕は僕でしかない

欲もある でも 僕は僕にしかなれない


だから あるがまま行き

なるようになる生き方を


君が教えてくれたあの歌は 今でも僕を支える


圧し潰されそうな低気圧にも

僕は「元気です」と


心配しないで あの歌を歌いながら

僕はまだ歩いて行ける


また逢う日まで、友よ 誓いを忘れずに

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