-48- 「文庫堂書店」
僕がよく行く、小さな古本屋さん。
いつ行っても、他のお客さんがいた試しがなくて、眼鏡のお姉さんが一人で店番をしている。
でも、ナニかの気配はそこかしこで蠢いているし、店番のお姉さんも多分人間じゃない。
小さな本屋だから、本の数はとても少ないけれど、どんなマイナーな本でも、探せば必ず見つかる不思議な本屋。
お客さんがいなさすぎて不安になるけど、それをお姉さんに言ってみたら、インターネット販売でかなり儲けているそうだ。
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