書棚と暗示

大通りは行き交う人で賑わっている。


その光景は、どこか安心感をもたらす。


大通りの一角にある古びた木造の一軒家。


石段を駆け上がり、門を抜け、玄関から木造の階段を上がっていく。


2階に行くと、書棚が所狭しと並んでおり、書生が主人の要望に応えて、せっせと働いている。


忙しなく動いている彼等を前に、私は思わずその場に佇んでいた。


窓から見える空は青く澄んでいた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る