第5話 生
やはり、人間は偉大ではない
病に勝てないのだ
いくら進歩しているとはいえ、勝てないのだ
おれは、この時代に生きている
そして、この詩は、だれかに、たしかに、読まれている
わからないのか、表現の深大さを。
文字がデジタルにされ、読みやすくなった
だが、手書きのもつ温かさがなくなった
ヒトが書いたんだという実感がなくなった
不特定多数に読まれて、評価され、また淘汰される諸行無常。
ひょうげんしゃは、ひょうげんしゃ。
楽観することなかれ。
禍福の渦にいることを。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます