第28話 深夜の密会
夜更けに、王城のアリスの部屋にようやく着いた。軽くノックをした。部屋のなかにいたアリスに扉を開けてもらい、なかに入った。
「アリス、ずっと会いたかった。」
「カイト、わたしも会いたかったです。いままで、どこにいっていらしたの?連絡を貰えなくて、ずっと不安でした。学院を卒業したら、誰と結婚するのか、知らないけど、婚約をお披露目されてしまいます。」
やっぱり、そうなのか。はやくなんとかしないと。
「アリス、あの約束はいまでも有効ですか?僕と結婚してください。いますぐにでも、一緒に暮らそう。明日、用事が終わって、家に帰るときに、一緒についてきて欲しい。」
そして、そのまま、アリスをぎゅっと抱きしめた。とてもいい匂いがしたし、いろいろと柔らかった。
このまま、初めてのキスもしようと思ったけど、それは、顔を背けて、避けられた。このタイミングではないらしい。そりゃムードも大切だよね。
名残惜しかったけど、泊まっている宿屋の自分の部屋に戻って、すぐ寝た。明日が楽しみだなぁ。
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