第3話
恋愛についてもそうだった。
彼はデートの際、必ずそういうことがないとダメなタイプだった。身体に触れて好きなどの言葉を交わし合うことで仲が深まり愛しあってると感じるようだ。
でも私は違かった。そういうことをするよりもカフェで話したり、彼と勉強してるときの方が彼を知れてる気がした。身体なんかよりもっと、大事なことを知れてる気がした。
身体の関係も大事だと思う。
そういうことをすることによって健康にもいいと言われているし、たしかに愛が深まる気がする。でも、どうしても疲れてしまうのだ。
彼はまだ若いし、私も若いけれど、考え方が違うから。彼のように毎日したいと思わないし、毎日会いたいとも思わない。
でもそれを何も言わずに、妥協して
三年間もずるずると付き合ってしまった。
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