このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(313文字)
主人公は婚約破棄に纏わる陰謀の真相を暴く影の者。かなりダークな表現や展開もありつつも、冷徹ながら気の置ける魅力的な同僚たちに囲まれているからか、ネガティブな読後感は受けません。前世とのしがらみも伏線として絡んでおり、一騒動ごとに徐々に真相に近づく様は洋画ドラマを観ているかのようです。端的に言えば、めちゃくちゃ面白いです!
うん。面白い。ひとひねり、どころか、もっともっと、深堀してくれる手応え。乙女ゲーの世界観を使用した作品は数あれど、一番楽しまさせてもらっています!
ワクワクしながら読めます。おすすめ!
第一章の時点ですがなかなか面白いです。昨今乙女ゲームが舞台での男性主人公ものもだいぶ増えまして、さまざまな立場で繰り広げられる素晴らしいお話も多々ありますが、こちらはあくまで王家所属の情報組織からの視点でミステリよろしく謎を解いていくかのように話が進んでいきます。二章以降もワクワクしながら読みたいと思います。