夏季休暇
勝利だギューちゃん
第1話
僕は正義のヒーロー。
傍から見れば、かっこいい。
でも、敵さんはいつ来るかわからない。
なので、休みなんてないようなもの。
はっきり言って、ブラックだ。
今日も、敵を倒して、帰還した。
「あなた、お帰りなさい」
「ああ。ただいま」
「疲れてでしょ?」
「かなりな・・・」
戦闘服を脱ぎ捨てる。
これで俺は、ひとりの男だ。
「あなた、手紙が来てるわよ」
「誰からだ?」
「悪の組織。デースダーク 武者仮面・・・だって」
「何?」
俺は妻から、その手紙を取った。
『夏季休暇のお知らせ。
我がデスダークは、8月いっぱいは、夏季休暇をいただきます。
その間は、侵略はいたしませんし、襲いません。
ていうか、我々も休まないと、やっていけません。
それでは、あなたさまも、よい休みを
ダースデーク取締役 武者仮面』
いささか、おかしなところがあるが、律儀なことで。
「あなたも休む?」
「もちろん」
「じゃあ、どこか連れてって」
「でも、コロナだから、遠出は出来ない」
「なら、温泉ランド行きましょう」
「いいな。行こう」
「決まり」
家族で、夏休みを楽しんだ。
夏季休暇 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます