イケメンに捨てられたわたしはある日シンデレラになりましたガラスの靴は持ってません

江戸 清水

さぁ鏡を見なさい は?

「――ほら おもてを上げて ご覧なさい あら?どうしたの?怖いの?

見返したいんでしょ?モテたいんでしょ?高嶺の花に成り上がりたいのでしょ?」


「いや別にモテたいわけじゃ......ん?―――――誰ですか?」


「あなたが一昨日前 くちゃくちゃの顔をして願ったじゃないの―――

『一生に一度のお願いです わたしをシンデレラみたいな美女にしてください』って。


さぁ鏡を見なさい―――シンデレラ」




そうだった―――。

わたしは昨日.......初めてわたしを愛してくれた男に、ごみ捨て場に捨て忘れたシンクのビニールでくくった小さな生ゴミみたいに捨てられたんだ......

何あれ、汚ねっ 忘れてたわ捨てるの...........みたいに。




わ!?夢か。わたしが願ったからって顔変わるわけねぇわって~


「うっ?!!なッ!!?ぎゃ――――――――――ッッ!??!誰!?誰........これ」

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